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0086:ハーピーを殲滅した


いよいよ、ハーピーの巣に攻撃を仕掛ける。まず最初に俺とサーラが魔法を放つ準備をしている。


「サーラ、準備は出来たかな?」


『はい、バッチリです。いつでも撃てますよ。』


俺とサーラは別棟の窓にめがけて魔法を放つと


『クェェ』『ギィィ』


等のハーピーの悲鳴とも思える鳴き声が聞こえてくる。人の声とは違ったので、少しホッとした。これが人の声だったらちょっと堪らない。


魔法を放った後、俺は前衛に合流し、サーラは弓矢を構えて待機する。しかし、俺が前衛に合流した時には既に戦闘が終わっていた。


「あれ? もう終わったの?」


『はい、ご主人様。この別棟はあまり広く無いようでハーピーも20匹くらいでした。』


ちょっと拍子抜けしていたが、レジーナが


『主様、まだ別の場所からモンスターの気配を感じます。』


どうやら、別棟は1つでは無く複数あったようだ。ただ気配探知で確認する限り、まだ襲撃は感づかれていないようだ。まずは、別棟が残りいくつ存在するのかを確認しないといけないな。


「レジーナ、別棟が残り何個あるか確認出来る?」


『お安いご用です。少し待ってて。』


レジーナはまるで忍者のように音も立てずに暗闇に姿を消した。そして数分後、レジーナが戻ってきた。


『お待たせ。別棟は残り2つあったよ。』


「気付かれないように、1つずつ殲滅出来るかな?」


『2つの別棟は、それぞれ離れていたから派手な戦闘をしなければ大丈夫だと思う。』


大丈夫そうなので別棟を1つずつ殲滅していく。レジーナの言う通り、大丈夫だった。結構派手な音がしたんだけどな。ハーピーは寝ると中々起きないのかも知れない。誰かさん達と同じだな。


そして戦闘の終了後にスキル取得となった。どんなスキルが取得出来るのかと期待していたが、取得出来たスキルは、【風魔法】と【毒耐性】の2つだけだった。【毒耐性】は全員に付与出来た。


「とりあえず、ハーピーは殲滅させたけど、これからどうすれば良いかな?」


『そうですねぇ、ギルドに報告する必要がありますから、まずは魔石と討伐証明部位の剥ぎ取りをしましょうか。あと、ハーピーの羽毛は別に買い取りをしているので、ハーピーの翼も剥ぎ取りしましょう。幸いにもレイさんのアイテムボックスなら大量にしまっても大丈夫そうですし。』


モンスターだと分かっていても女性の顔を持った死体から剥ぎ取りするのはかなり躊躇するな。すると、そんな俺の気持ちを察知してくれたのか、アイリーンが


『ご主人様は少し休んでいていいですよ。剥ぎ取りは私達でしますから。』


と言ってくれて剥ぎ取り作業を免除してくれた。


『旦那様。その代わり、今日のプリンは1人2個だからね。』


「ありがとう。分かったよ、プリン2個ね。それくらいはお安いご用だよ。」


きっとマリーナなりの気遣いなんだろうけど、プリン2個は安過ぎるな。もうちょっと奮発してあげるかな。よし、プリン3個にしてあげよう。


2時間ほど掛かって剥ぎ取りが完了した。ハーピーの討伐証明部位は脚の爪で、これが58匹分あった。それに対して羽毛は30匹分程度しか取れなかった。どうやら、魔法が原因だったようだ。


『火魔法で焦げた羽毛がちょっと多かったよ、旦那様。』


それは仕方がないだろう。効率良く狩ったための結果だしね。誰も怪我をしなかったのだから良しとしよう。


「とりあえず、ハーピーの討伐証明部位も羽毛もアイテムボックスにしまったし、ダンジョン都市に戻るとしようか。」


『あれ? レイくん、地下を調査しなくてもいいの?』


「あ、すっかりと忘れてた・・・」


『『確かに、忘れてましたね。』』


エリーの言うとおり、地下の入口を探しに上にきたんだっけ。なのでマップスキルで確認してみると、1つの別棟が未踏破エリアの真上にある。


「あそこの別棟に下り階段があるんじゃないのかな? マップスキルで確認すると、あの別棟の真下から地下一階に行けるはずだよ。」


俺が指差しした別棟を全員が見る。


『ご主人様。とりあえず、あそこの別棟に入ってみましょうか。』


別棟の中に入ってみると討伐証明部位の剥ぎ取りされたハーピーの死体が散乱している。そしてハーピーの死体以外には大きな本棚があるだけだ。


「ベタな展開だけど、明らかにあの本棚が怪しいよね?」


『『あれしか無いですからね。』』


本棚の周囲を調べてみると、ベタな展開通りに本棚がスライドして下り階段が出てきた。


『なんか、あまりにもベタな展開ですよね? レイさん。』


「まぁ、でも階段が見つかったから良しとしようよ。」


アイテムボックスからマジックランタンを取り出して階段を降りていく。ひたすら狭い階段を降りていくと、そのまま地下1階に到着した。


地下1階は通路になっており、その通路を進んでいくと扉があった。


「途中には他の扉が無かったから、この先にしか部屋は無いはずだよね。」


念のためマップスキルでも確認してみたが、この扉しか無い。


「じゃあ、扉を開けてみるよ?」


『『はい、お願いします。』』


扉を開けてみると20畳くらいの部屋がある。そして部屋の中央には宝箱ではなく棺がある。


「棺だよね? あれって?」


『『そうですね。多分、棺ですね。』』


「あれって罠かな?」


『『さぁ? どうでしょう?』』


さて、棺を開けるか、そのままにしておくか? 明らかに罠っぽいんだが。しかし、折角見つけたんだし開けないという選択肢は無いよな。


「とりあえず、開けてみるよ。」


恐る恐る、棺の蓋をずらすように開けてみると、中には紫色の髪に豊満な胸を持った真っ裸の女性がいた。推定Eカップかな。そして凄く綺麗な顔をしている。まるで人形のようだ。


『ご主人様、まるで生きているようですね。』

『レイさん、凄く綺麗ですよね。』


確かに生きているように見えるので、そっと首筋に手を当ててみると暖かい。体温が感じられる。


「………生きているように見えるじゃなくて、生きているようだね。」


ついでに胸にも手を当ててみる。


『ちょっと、旦那様? 何をしてるの? まさか変なことを考えていないでしょうね?』


「え、ち、違うよ。変なことを考えているわけじゃないよ。ほら、心臓も動いているよ。やっぱり生きているよ。」


全く、マリーナは失礼な娘だ。俺を何だと思っているのか? 確かに揉んでみてみたいとは思ったが。と思っていると、紫色の髪の女性が目を覚ましたようだ。上半身を起こして、俺と目が合うと挨拶をしてきた。


『………おはよう………ございます?』


「え? あ、おはようございます。」


アイリーン達も俺につられて挨拶をした。


『『………お、おはようございます。』』

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