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0008:討伐依頼を受けます


朝になり目が覚めた。こんなにぐっすりと寝れたのは久しぶりだな。


「良かった。モンスターハウスに逆戻りしてなくて。本当に良かったよ。」


モンスターハウスでは常にメスゴブリンやメスオークの襲撃に怯えていたからな。実際に夜中にベッドの横にいたこともあったしね。


そして、今になって気が付いたが着替えが無い。今日は仕方がないとしても明日以降の着替えを用意しないといけないな。


とりあえず、昨日の残り湯で顔を洗って、桶を持って1階に降りた。すると女将さんが気付いて声をかけてきた。


『あ、レイさん、おはよう。ぐっすり眠れたかい? 朝食は出来ているから適当に座ってちょうだい。』


「おはようございます。おかげさまでぐっすり眠れましたよ。」


昨日と同じようにテーブルの端じっこに座った。欠伸をしているとマーサが寄ってきた。


『ねぇ、レイさん。レイさんが冒険者なのって本当なの?』


「本当だよ。昨日からだけどね。昨日、冒険者登録をしたんだよ。」


『ふ~ん、そうなんだ。レイさんは本当に冒険者なんだ。』


あれ? 俺って冒険者に見えないのか?


「でも今言った通り、冒険者になったばっかりだけどね。」


女将さんが朝食を持って来てくれた。


『マーサ、あまり余計な詮索はしちゃ駄目だよ。レイさんが迷惑するでしょ?』


『は~い、分かってま~す。』


本当に分かっているのかどうかは怪しい。


朝食も肉と野菜を煮込んだスープとパンだった。ただ昨日のスープとは若干薫りが違うな。早速頂くことにする。昨日の夕食とは異なる味だけど、これも美味しいね。


「あ、そうだ。マーサちゃん。服ってどこで売っているの?(モグモグ)」


『服なら、うちを出て通りを渡って右に向かって5軒目だよ。服の絵が描いてある看板があるからすぐに分かると思うよ。』


「ありがとう。助かるよ。(モグモグ) 午前中は冒険者ギルドの依頼を受けてから、(モグモグ) 午後に服を買いに行くか。(モグモグ)」


『レイさん、あまり食べながら喋らないほうが良いよ・・・行儀悪いよ。』


さすがに食べながら話をするのはこっちの世界でも行儀悪いか。今後は気を付けよう。


「あ、ゴメン。」


『ふふふ、謝らなくてもいいですよ。』


やっぱりマーサちゃんは可愛いな。朝食も食べ終わり食器をカウンターに持っていった。さてと、冒険者ギルドに行って依頼を探してくるか。


「じゃあ、行ってきます。」


『行ってらっしゃい。頑張って下さいね。』


宿屋を出て隣のギルドに入った。朝早いからか、まだ冒険者の数が少ない。この情報は重要だ。当分は他の冒険者に絡まれないようにするために、ギルドにはこのくらいの時間に来るようにしよう。


「そういえば、依頼の受け方を聞いていなかったな。受付嬢に聞くか。」


受付カウンターに向かうと昨日の受付嬢がいた。女性慣れしていない俺としては凄く助かる。


「すみません。昨日、冒険者登録をしたレイですが、依頼の受け方を聞くのを忘れていたので教えて欲しいんですが良いでしょうか?」


『え? やだ、私ったら。すみませんでした。依頼の受け方ですが、あちらにある依頼ボードから受けたい依頼書を受付に持ってきて下さいね。ただし、受けられる依頼はご自身の1ランク上までとなります。』


「ということは、俺はランクHだから、ランクGまでの依頼が受けられるということで合ってますよね?」


『はい、その通りですよ。』


「ありがとうございます。じゃあ早速、依頼を探してきます。」


早速、依頼ボードのところに行き、受けられる依頼を探した。


「え~と、ランクHとGの依頼は……お、あった、あった。どれどれ……」


ランクHには採取系の依頼とお使い系の依頼しか無い。これって冒険者の依頼なのか? 明らかに便利屋だろ・・・


「うん、ランクHは駄目だな。そうなると、ランクGしかないか。こっちに期待だな。」


ランクGのところを見て討伐系を探すと


・ゴブリン討伐 (大銅貨3枚)

・コボルト討伐 (大銅貨4枚)

・ラージラビット納品 (大銅貨3枚)

・ビッグボア納品 (大銅貨5枚)


がランクGで受けられる討伐系依頼だった。魔石は別途買取となっている。討伐報酬が高いのか安いのか分からないが、ベルドが1週間分の宿屋代を出してくれたので当面は大丈夫のはずだ。


「予定通り、当面はゴブリン討伐をメインで行くか。あとはラージラビットも忘れずに狩っておきたいな。戦闘にも慣れないといけないしな。」


当初の予定通り、まずは剣術スキルと回復スキルのレベルアップを最優先にしたい。ということで、ゴブリン討伐の依頼書を持って受付に向かった。


「この依頼を受けたいんですが、大丈夫でしょうか?」


『はい、分かりました。受付しましたので大丈夫ですよ。では、頑張って下さいね。町を出て左側にある森がゴブリンの森になりますが、くれぐれも無理はしないようにして下さいね。』


受付嬢の笑顔はやはり破壊力があるな。しかし、ゴブリンの森なんてものがあるのか・・・さすが異世界だね。

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