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0056:ランクアップしました


初級者用ダンジョンとはいえ、ボスを倒して意気揚々としてダンジョン入り口に戻ってきた。そして、入り口のオッサンに声を掛けられた。


『よう、レイじゃないか。どうだ4階層は? 多少は苦労しているか?』


「えっと、多少は苦労しましたけど初級者用ダンジョンをクリアしましたよ。」


『え? すまんが、もう一度言ってくれないか?』


「初級者用ダンジョンをクリアしましたよ。ボスモンスターがいたのでボスモンスターを倒して来ましたよ。」


『マジか、凄いなお前らは・・・初級者用ダンジョンとはいえ、3日でクリアしたのか。さぞかしステータスもアップしたんじゃないのか?』


「あ、確認するのを忘れてた・・・」


『お前なぁ、ステータスはある程度こまめに確認しておいたほうがいいぞ。冒険者の基本だぞ。』


確かにこまめなステータス確認は必須だよね。ステータスを確認すると確かにアップしているな。ステータスもそうだがスキルの数も多くなったな。


名前:レイ

種族:ハイヒューマン

年齢:15

筋力:43(+70)

体力:39(+71)

魔力:65(+50)

器用:35(+50)

スキル:

【鑑定】【アイテムボックス】【言語解析】

【魔法全般】【スキル強奪】【回復(全)Lv27】

【剣術Lv31】【短刀術Lv17】【回避Lv15】

【火魔法Lv26】【気配探知Lv5】【豪腕】

【マップ】【剛健】


名前:アイリーン (主人レイ)

種族:ハーフエルフ

年齢:42

筋力:44(+25)

体力:41(+21)

魔力:41

器用:36(+1)

スキル:

【大盾術Lv13】【剣術Lv12】【豪腕】【剛健】


名前:マリーナ (主人レイ)

種族:ハーフドワーフ

年齢:24

筋力:38(+25)

体力:35(+2)

魔力:17

器用:38

スキル:

【盾術Lv8】【槍術Lv9】【豪腕】


名前:レジーナ (主人レイ)

種族:狼人属

年齢:21

筋力:35(+23)

体力:32(+2)

魔力:16

器用:42(+2)

スキル:

【剣術Lv9】【回避Lv9】【豪腕】


名前:サーラ (主人レイ)

種族:ヒューマン

年齢:23

筋力:25(+21)

体力:27(+2)

魔力:40(+1)

器用:35(+2)

スキル:

【風魔法Lv9】【回復Lv6】【弓術Lv7】

【豪腕】



『まぁ、ステータスを気にし過ぎても駄目だけどな。良い冒険者になるためには戦闘の経験をより多く積まないと駄目だぞ。』


確かにそうだろうな。ステータスの値は俺のほうが上だけどアイリーン達と変わらない動きしか出来ていない。これは経験によるものだろうな。


「ありがとうございます、肝に命じておきます。」


『まぁ色々と偉そうなことを言ったが、お前達はもっと強くなるだろうしな。頑張れよ。』


オッサンに礼を言ってギルドに向かった。ギルドに到着し、ギルドの中に入ると、真っ先に受付嬢のところに向かった。


「すみません、買い取りをお願いします。」


ギルドの受付嬢に魔石、ドロップアイテムを渡した。ジェネラルの大剣と霜降り肉は残して全部売ることにした。


1つだけ大きい魔石を見てギルドの受付嬢が


『あの~、レイさん、これって、ひょっとしたらボスモンスターの魔石じゃないですか?』


「あ、そうですね。良く分かりましたね。もちろんダンジョンコアは破壊していないですよ。」


受付嬢がじっと俺を見ている。もしかして疑われているのかな?


『では、確認しますのでギルドカードを提出してください。』


「あ、はい。どうぞ。」


全員分のギルドカードを受付嬢に渡した。別に悪いことをしていないはずなんだが、ちょっとドキドキするな。


そういえば、昔テレビの番組で、悪いことをしていないのに警察を見ると緊張する人がいるって話を見た記憶があるな。それに近いのかな?


数分後、受付嬢に呼ばれた。ニコニコしてるな。どうやら疑いがはれたのかな?


『レイさん、確認が終わりました。初級者用ダンジョンクリア、おめでとうございます。』


「えっと、ありがとうございます。」


『こんな短期間でクリアするなんて凄いですね。あとダンジョンコアを破壊していないことも確認出来ました。』


良かった。無事に容疑者から解放されたようだ。無実なのは分かっているが冤罪とかもありそうだしね。


『あと、皆さん全員がランクアップですよ。まずはレイさんとアイリーンさんはランクDで、マリーナさんとレジーナさんとサーラさんはランクEとなります。』


「ありがとう、ようやくランクDになれたか。」


『おめでとうございます。続いて報酬のほうですが、金貨2枚、大銀貨3、銀貨1枚となりますが、よろしいでしょう?』


「マジですか、そんなに貰えるんですか。」


『はい。ランクCモンスターは1匹で金貨1枚以上になりますよ。まぁ、あくまでも目安ですけどね。』


「え、ランクCモンスターでそんなに貰えるということは、ランクBモンスターとか、ランクAモンスターとかになるとどれくい貰えるんだろう?」


『もちろんモンスターの種類によって多少の誤差はありますが、ランクBモンスターで大金貨1枚、ランクAモンスターで白金貨1枚が目安になりますね。』


「はぁ~、凄い世界ですね。ランクAモンスターなんか倒せたらしばらくは働かなくても良いわけだ。」


『ふふふ、そうですね。でも、ランクBモンスターやランクAモンスターなんて滅多に出てくるわけでは無いですよ。例外の場所もありますけどね。』


「え、それって、例えば何処ですか?」


『暗黒の森や暗闇の魔境や上級者用ダンジョンの最深階層とかですよ。』


「へぇ、そんな場所もあるんだぁ。」


さて、今日はもうホテルに戻って休もう。さすがに疲れたし、明日からどうするかも確認したいしな。ギルドを出ようとした時に受付嬢から声を掛けられた。


『レイさん、もし良かったらギルドの依頼を受けてみませんか?』


「え、依頼ですか? それってどんな内容ですか?」


『ダンジョンで取れた魔石を近隣の村へ運搬する作業になります。実は運搬係の冒険者数人が怪我をしてしまったので、代わりの冒険者を探していたんですよ。どうでしょうか?』


「どうでしょうか? と言われても、どこの村に魔石を届ければいいんですか?」


『この都市から徒歩で3日ほどかかるハビという村です。』


「アイリーン達はどう思う?」


『ご主人様、良いのでは? とりあえずは初級者用ダンジョンもクリアしたことですし。』


他のメンバーも特に異論は無さそうだ。まぁ、気分転換にもなりそうだし、依頼を受けてもいいかな。


「分かりました。依頼を受けてもいいですよ。明日、ギルドに来れば良いんですか?」


『はい。そうして頂けるとありがたいです。』


ということで、明日依頼を受けに来ることになった。今日はホテルに戻ってゆっくりすることにした。ギルドを出てホテルに向かう。途中で串肉を大量追加購入しておく。


「あ、そういえば、ホテルはどうしよう?」


ホテルは1週間の連泊契約だし、依頼を受けると1週間くらいダンジョン都市を離れることになる。ホテル暮らしは悪くない。食事が微妙だがそれ以上に風呂が最高なのだ。


「とりあえず、ホテルに聞いてみるしか無いかな。」


ホテルに到着し、カウンターに向かう。カウンターには受付嬢がいる。受付嬢に聞くことにした。


「すみません、ちょっと確認したいことがあるんですが。」


『はい。何でございましょうか?』


俺は、まだ連泊の期間が残っていること、ギルドの依頼でしばらくダンジョン都市を離れること、ただし引き続き部屋を借りたいことを話した。すると、銀貨3枚で1週間部屋をリザーブしておけるとのことだ。


1週間だとギリギリなので余裕をもって2週間のリザーブをお願いした。銀貨6枚支払った。


今日もいつものように夕食後に、俺が風呂を準備して、皆で風呂に入った。明日からはしばらく風呂の無い生活になる予定だ。なので、しっかりと風呂を堪能する。もちろん、風呂の後の時間も堪能した。

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