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0020:成果が出た


「う~ん、なんだ? 顔が何か柔らかい物に挟まれているぞ。気持ちいいな。うん? こ、これは、まさかアイリーンの太ももか?」


恐る恐る、手で確かめて見ると間違いなく、アイリーンの太ももだ。そして、俺の目の前にはアイリーンのカボチャパンツだ。


うん、可愛いね。素晴らしい景色だ・・・って違うだろ、俺。


「(や、や、ヤバい。落ち着くんだ、俺。幸いなことにアイリーンはまだ起きていないようだな。早くここから脱出しないとアイリーンに殺されるかもしれない・・・)」


何とか脱出しようとしたその時、アイリーンが起きてしまった。アイリーンの目の前には俺の股間がある。


「ちょっと待って。違うんだよ、アイリーン。俺の話を聞いてくれるかな?」


『え? えぇ? なに? なにこれ? あ、イヤァァァ。』


俺の話に耳を貸さずに、アイリーンが悲鳴を上げて、俺の股間にパンチを喰らわした。


「お、おぉうぅ、ちょっ、」


俺は呆気なく気絶した。


『え? あれ? これって? あ、ある?』


………

………

………………

………………


何か柔らかく、暖かい枕の上で目が覚めた。しかし、股間が凄く痛いぞ。目を開けると目の前にアイリーンの胸があり、その奥にアイリーンの顔が見える。これは膝枕か?


『ご主人様、目が覚めましたか? 大丈夫でしょうか? あの、大変申し訳ありませんでした。』


アイリーンが凄く済まなそうな顔をしている。


「アイリーン、どうしたんだ?」


『ご主人様、これを見てください。』


アイリーンが左手を見せてきた。アイリーンの左手がちゃんと再生しているのを実際に握ってみて確かめてみる。


「本当に再生が出来たんだね。 アイリーン、良かったね。」


アイリーンの顔を見ると、アイリーンが涙が流している。


『ご主人様、本当にありがとうございます。ご主人様の奴隷になれて本当に良かったです。』


「だから、奴隷じゃないって。パーティーの仲間だって言ってるでしょ?」


『でも、手を再生させるには相当な魔力が必要なはずです。何度も魔力枯渇になったのでは?』


「まぁ、魔力枯渇にはなったかな。でも、そのおかげでアイリーンの左手が再生出来たなら苦労の甲斐があったから大丈夫だよ。」


『魔力枯渇は相当辛いと聞いています。それなのに・・・』


非常に名残惜しいが、アイリーンの膝枕から起き上がる。ついでに、こっそりと俺の股間に回復をかける。


「魔力枯渇は寝れば治るから気にする必要は無いよ。それよりも朝食を食べに行こうか。」


食堂に行くと、女将さんとマーサがいて、アイリーンの左手を見てビックリしている。


『アイリーンさん、その左手はどうしたんだい?』


『ご主人様に再生してもらいました。』


『さ、再生って。レイさん、あんた、ひょっとして大神官様なのかい?』

『レ、レイさんって凄い人だったの?』


大神官なら再生が出来るくらい凄い回復スキルの持ち主なのかな?


「まさか、そんなわけ無いじゃないですか。普通の冒険者ですよ。ただ、毎日回復スキルを使ってたら運良く再生出来ただけですよ。」


『普通って、そんなに都合良く運だけで再生が出来るとは思えないけどねぇ。でもまぁ、アイリーンさんの左手が再生したのは良かったね。』


「それよりも、朝食をお願いします。」


『あぁ、そうだったね。適当に座ってちょうだい。今、準備するからね。』


テーブルに着き、アイリーンと会話をしていると、マーサが朝食を運んできた。


『はい、お待たせしました。朝食です。』


朝食を食べながら、今日の予定を相談する。


「アイリーン、今日はどうしようか?」


『そうですねぇ。今日は再生した左手の様子を見たいので依頼を受けるのはお休みでも大丈夫でしょうか?』


「もちろん、大丈夫だよ。じゃあ、アイリーンの装備を見直しするか。」


朝食後にまずはアイリーンの武器を購入するために武器屋に向かった。


「そういえば、武器屋に入るのは初めてだな。」


『まぁ、ご主人様には立派な武器がありますからね。』


武器屋に入ると小さい女の子がいる。


『いらっしゃいませ~。どんな武器をお探しですか~?』


「あ~、お店の人はいますか?」


『はぁ? 私ですけど~?』


アイリーンが小声でそっと教えてくれた。


『彼女はドワーフのようですね。ちゃんとした成人女性のようですよ。』


「ドワーフって確か、背は低いんだっけ?」


『はい、その通りです。』


小さい店員の女の子に向かって


「すみません。ドワーフの女性だったんですね。初めて見たので、失礼しました。」


『なら、仕方がないから許してあげる~。で、どんな武器を探してるんですか~?』


「あ~、こっちのアイリーンの武器を探しにきたんです。」


『あ~、そっちの女性の武器ですか~? じゃあ、ちょっと握手してもらえますか~?』


なんか語尾が伸びる店員とアイリーンが握手した。


『もっと力を入れていいですよ~・・・なるほど、分かりました~。結構、力がありますね~。』


店員が店の奥に行き、いくつかの武器を持ってきた。基本的に全部が長剣だ。アイリーンは出された長剣を1本ずつ振ってみている。俺はこっそり鑑定してみた。


〈鑑定〉

ロングソード

筋力+1


ブロードソード


バトルソード

体力+2


俺は小声でアイリーンに呟いた。


「買うんなら、ロングソードかバトルソードかな。」


『そういえば、以前もご主人様は盾を買う時に指定していましたね? ひょっとしたら武器を鑑定してます?』


「あれ? 言ってなかったかな? 鑑定を使うと武器とかに付与されているステータスアップ値が分かるんだよ。」


『………初めて聞きました。それって同じ武器でも効果が違うということですよね?』


「多分、そうなんだと思う。ちなみに、そこのロングソードなら筋力+1、バトルソードなら体力+2になっているよ。」


『………それって凄いですよ。効率良く強くなれますね。』


「でも、所詮プラス1かプラス2だよ?」


『いえ、1でも2でもプラスになるなら効果は大きいですよ。』


まぁ、確かに少しでもステータスは上げておいたほうが良いよな。損する訳じゃないしね。


アイリーンは何度もロングソードとバトルソード振ってみて、結果、ロングソードを選んだようだ。ロングソードは銀貨3枚だった。店員に銀貨3枚を支払い店を出た。


その後、昼食は屋台で串肉を買って、串肉を食べながら町を散策した。


分かったことは、この町は中央に十字の大通りがあり、店は大通り沿いに並んでいる。とりあえず。ギルドを中心に必要そうな店の場所は把握した。


「そろそろ、宿屋に戻るか。」

誤字を修正しました。ご指摘してくれた方、ありがとうございます。

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[気になる点] アイリーンが涙が流している [一言] 誤字?
[気になる点] 適当に座ったんだけどちょうだい→適当に座ってちょうだい、では?
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