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第1話 - 兄妹の星座?

変わったのは季節だけ、あなたは相変わらず私の星だよ。

「いつかあんな風になりたいって~

思ったら駆けだしてるんだ~」


退勤時間、僕は楽しく一番好きな曲を口ずさみながら退勤中だった。


「ガオー!」

「うわっ!ちょっと!ロゼ!ウインカーを点けて 入ってきたらダメなの?!」

"ヒヒ~でもこんなに打撃感がいいお兄さんなんですよ~ べー~」


この分別のない子の名前は、二葉 ロゼ。 隣に住んでいるいたずらっ子の少女だ。 僕たちの年が気になると思うけど···驚くべきことに、僕たちは大人だ。


「今日も買ってきたよね? おやつ!」


172cmという高い身長を持つこの少女は、成長期がしばらく過ぎたにもかかわらず、あんなに食性が良い。 お腹の中に乞食が入ったわけでもなく、夜になると毎晩僕をこのようにこき使う。 仕事する気はないの?!


「僕があなたのせいで また太るの知ってる?」

「大豆もやしよりはましだ? 見た目も女にモテなくなっては」

「言ったわっね?」

「事実じゃないか」

「うっ…」


ため息が出るあんな言い方、どうしてこうなったのか…··· 僕の運命が嘆かわしい。


僕たちの最初の縁は僕の初めての職場出勤だった。 留学で来た日本だったが、職場まで得ることになるとは思わなかった。 ちょうどその朝、僕たちの縁が始まった。


道を渡れば会社だった。 道を一つだけ渡れば···

その瞬間、ある女の子が押し出されるのを見た。


「キャー!」

「どうしよう!車道に!」


何一つ考える暇もなかった。 僕はすぐに車道に飛び込み,ロゼを車道から引きずり出すことに成功した。 その縁で親しくなることにしたが、すぐ隣だとは知らなかった。 でもその後は······


「こんばんは~アクリルスタンドたち~ 今日もこのバカお兄ちゃんに捕まって どれだけ大変なの?」

「触るな、この猫よ!!!」

「ニャー! いつか猫のコスプレしてあげようか?」

「結構だよ!!!」


こいつが何の野良猫が選択したかのように、自分の家を置いて私の家に入ってきては僕をいじめる面白さで生きている。 率直に言って、背も高く、顔もきれいだし、どんな服を着てもよく似合う美人だが、することは全くないので、女性として見ていないのがかなりの時間だ。


「本当に心配もなく生きている。 それで本当に僕が彼女でもできたらどうするつもり?」

「何の心配もないよ~。 だって私以外は誰もホシちゃんを 奪えないと思うよ」

「よくも奪われないぞ」

「でも星ちゃんは~」


クタタン!こいつ···突然私を襲った。


「私にはだめなんだよ~だ~く~♡"


このように不満を示しても、ロゼは有段者だと私を力ずくで制圧してしまう。 それに私の身長は165cm、ロゼよりずっと低い。


「気分悪いお兄ちゃんをいじめたから もう寝るよ~」

「寝なさい、このダメな猫ちゃん!」

「ニャー」

「一気にロゼパスタにしちゃえ!!!」


これが、私とロゼの日常だ。


ロゼは最初からあんなものではなかった。 さて、僕の名前の中に「星」が入ることからして、知っていくことが多くなるほど、意地悪がひどくなっていったというか。 彼女が僕を呼ぶ呼称である「ホシちゃん」(星ちゃん)や日本では血縁関係だけで使う「お兄ちゃん」ということもまたそうだ。 僕より一つ年下なのにあんなことができるのはロゼしかいないだろう。

.

.

.

「やっぱり面白いんだから、あのお兄ちゃんをいじめるのは」


「2」


好きな芸能人を見に行くイベントに当たって名古屋に行く途中だった。 ところが、好きな芸能人を見るために行く人にしては、とても表情が良くない状態だ。 これを見たロゼが聞いた。


「お兄ちゃん、どうしたの? 気分がすごく悪いの? 推し見に行くんだけど?」

「僕がね? このイベントに参加しようとあらゆるショーを尽くした末に!! 得たこのイベントの最前列の席を行くんだけど!!」


すぐ僕の隣の席に当選したロゼが画面を見せながらウィンクとメロンをしていた。


「なんで!!お前が!!! 一緒に行くのも足りなくて!!! 僕の隣なのかって!!!」


直球で放った怒りに駅員が近づいた。


「電車の中では静かにしてください~」

「すみません~私のお兄ちゃんがちょっと足りなくて~」


今はせめてもの足りないお兄さんだ。 怒りが収まらず、顔から熱が出る僕に向かってロゼが言った。


「我慢して、お兄ちゃん~ 妹と旅行に行くのがそんなに嫌いなの?」

「誰かが見たら実の弟だと思うか? 弟なら弟らしく振る舞うんじゃない?」

「自慢ではないと思うけど、星ちゃんは背が低いってことだから。 それに、この子みたいな印象~ ああ、わかった。うちの子~ 悔しかったんだね~」


何でもからかうことがあれば、あんなふうにからかうので、病院で健康診断を受ければ正常血圧が出る私も、こういう時は高血圧になるような気がする。


「面白い~撮影!」

「撮らないで!!」

「変顔写真を残してこそ旅行の感じがするよ~もしかして知らないの? こんなバカ星ちゃんを押しかけてくれるのか?」


とにかく、そうして僕たちは愛知県名古屋市に到着した。


「到着!私の故郷でもある名古屋です~」

「名古屋出身だったんだね」

「弟に関心を持ってあげたらどう? 東京の恋人だと思ったの?」

「言わずもがな,あなた今の姿を見ると, 誰が見てもただの東京育ちの女の子だ」


そうだった。ロゼのファッションは高いウォーカー、ファッション用に破れている黒いストッキング、短いスカート、紫色に染めた髪、革ジャケット、チョーカー、その他多様なアクセサリーをぶら下げて来た都市少女ルックだった。 その反面、僕はジーンズにフード、そして変なウィンドブレーカーが全てだった。 ロゼは自分の過去のことをほとんど話してくれなかったので、名古屋出身であることも今話していなかったら分からなかっただろう。


「ヒヒ。そういう子と通う星ちゃんは、ぱっと見てもオタクだな」

「どうせ今日でもないのに、何をするつもりなの? よく着こなせば、余計にお前みたいな子とカップルだと言われるよ」

「すみませんが、私の方が気分が悪いです」

「話し方が変わったのか?」

「あ!あ、本当にたまに星ちゃんが すごく吠えるんだ!」


あれは確かな僕の言い方だったので、ロゼも一発食らったようだった。


"クスクス、僕はやられてばかり生きてはいないんですよ"

「とにかく今日は名古屋出身のこのロゼちゃんが外国人星お兄ちゃんのガイドをしてくれますよ~さあ! 行こう!」


ロゼは僕の手を握って熱心に名古屋を見物させてくれた。 あちこち、退屈する暇がなかった。 イベントは翌日だったので、そのついでに観光もするのだが、ロゼが退屈しないように手伝ってくれたのだから、僕もその観光を楽しんだ。


「君、ガイドかなり上手だねか? 駅からここまで退屈する暇がない所にね」

「フフ、私を見下してはいけない!」

「でもカフェインの補給が必要だな」

「ちょっと歩いてコーヒーが飲みたい。 このコーヒー星の宇宙人?」

「おいおい、あなたが私を知らないわけじゃないだろう?」

「止められないね。 座っているのはあちらの公園で座っているから、買って行こう。」


僕とロゼはコーヒーを買って公園のベンチに座った。


「愛知では主流フランチャイズが気を抜けないというのが事実のようだね。 このようなサービスの味なら、いくら大企業のフランチャイズだとしても、ただの高いカフェ1だから」

「だから私もブランドコーヒーが嫌いなの。 特に名古屋はもっとそういうのがあるから。 どこで買って食べてもお得だって?」

「そう言われると信頼できるね」

「今までは信頼できなかったの?」

「からかおうとした言葉が信頼できる?」


ロゼはボールを膨らませたが、気にしなかった。 事実だったから。


「3」


「ちょっとトイレに行ってくるよか?」

「いってらっしゃい」


トイレはかなり距離があり、トイレに行けば無条件に化粧を直すロゼの特性上、僕は行ってくる間に僕は無線イヤホンをつけて久しぶりに僕の好みではない穏やかな歌を聞いてみた。


健全な旅、明るい太陽の下の良い公園、コーヒー一杯の余裕とそよぐ風、穏やかな歌と共にする休息。 本当の休息を取ったのはいつぶりだろうか。 これが本当の休息ではないか、目を閉じてゆっくり、ゆっくりと感じた。


しかし、その幸せな休息は長続きせず、誰かが言いがかりをつけ始めた。


「おい!そこのちびやろう!」


最初は聞けなかったので、もう少し余裕を感じた。 あのならず者が私に触れて初めて僕は状況が変わったことを認知した。


「僕ですか?」

「こいつ、大人が言ってるのに イヤホンをして噛むの?」


何の戯言を言っているのかと思った。


「ここに誰か許可を得て座ってるの?」

「兄さんの席ですか?」

「そう!30分前から俺たちの席だったらどうするの!」

「お前たちの市長の許可を得て座っているんだ!」


我慢できず僕は後ろに書いてある「ここは共用ベンチです」という文句を指すんだ。


「ほい、こんな生意気な奴が!」


そのならず者は巨大な体に助けられるまで受けてこぶしを振り回して私を殴った。 コーヒーとメガネが吹き飛ばされ、僕の体も一緒に吹き飛ばされた。 ところが、眼鏡をかけた人を殴るのは殺人未遂ではないか。 告訴すれば示談金がかなりよくなりそうだけど。 このような他のことを考えている間に、2次的な拳が飛んでこようとした。


タク、拳を塞いだ誰かがいた。


「てめえ、うちのお兄ちゃんに何してるの?」


コーヒーもこぼれて、メガネは飛んで行き、顔に傷ができた僕の姿を見たロゼは、かつてないほど怒った表情をしていた。


「え?何だよ! この女の子は!」


不良がロゼにも暴力を加えようとする瞬間、ロゼがひっくり返してしまった。


「うわぁ!!」


イノシシが捕まる音がして、不良は丸くなった。


「どうして私の兄に手を出すの? 今日で決着をつけよう。」


不良が起きて反撃を試みるが、ロゼに何台か深刻に殴られ、結局逃げてしまった。 あ、 一言は残していった。


"くっそう!!!!!!!!!!!"


こうやって、醜く。


「ちぇっ…」


ロゼは身を振り払い,急いで私に近づいた。 その時のロゼはいつも僕をからかおうとするいたずらっぽい目つきをしていたのとは違い、本当に心から心配しているような目つきと震える手を僕に見せてくれていた。 今まで怒り心頭まであった目つきは跡形もなかった。 ひたすら僕を心配する目つきだった。


「大丈夫?」

「おい、ロゼ、すごくかっこいいよ~」

「唇が裂けたじゃないか! 手も見て! まったく!」


殺人鬼に連れられても目一つ瞬きもしないと思ったのに、たかが不良に一発殴られたと言うのを見ると、ロゼ···と思いながら、少しは微笑んでみた。 ところが、そのような気持ちに気づいたのか、顔をそむけてまた言った。


「別にお兄ちゃんが好きだからじゃないんだよ! 一緒に遊びに来て殴られていたら誰も心配しないよ! あんな子に殴られるのを見ると、まだお兄ちゃんが以前のように弱いと思っている人がいるというのがとても腹立たしいんだよ!」

「僕、何も言ってないけど?」

「とにかく!」


本当に何も言わなかったのに、一人で何を考えているのか、顔に全てをさらけ出すようだった。


「おかげさまで助かった。 ありがとう」

「じ...自分自身ちょっと守ることができるのか! 本当に······私が全部守ってあげなければならないのか...」


それでも心を痛めていることだけは本気だと分かったので、与えた通りに薬を塗ることにした。 今日のように、ロゼはいつも僕に何かトラブルがあれば、その茶目っ気の多かった姿をすっかり取り除いて、あのように僕に向かって本気になる。 だから僕はロゼをとても信頼している。


そういえば、今日に限ってロゼの髪色がもっと濃く見える。 夕日に反射したからかな。

変わったのは季節だけ、あなたは相変わらず私の星だよ。

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