にわ
ぐはっ!
いや〜涼子ちゃん思い出を美化しすぎです。
真顔で褒められるのがこんなに恥ずかしいとは思わなかったよ。
いつからボクは魔法使いになったんだろう?
つかボクがバスケ部とか意外以外の何物でもないよね〜
あ〜懐かしいなぁ〜
確か北高との試合だったかな?
あのとき監督が逆転できたら焼き肉食い放題って言ってたからわりとマジだった気がする
まさか1セットで三回シュート入るとは思わなかったけどねぇ…
ボクの焼き肉に対する愛の力かな?
まぁ…冗談はおいといてボクは涼子ちゃんに告白されてるわけだ…
しかしボクは『彼女』が好き何だよねぇ…
むむむ…しかし涼子ちゃんかぁ…
涼子ちゃんは染めたことのないであろう綺麗な黒髪を後ろでポニーテールにしてくくってある
顔もまだ幼さが残るけれど美人の部類に入るだろう
しかも上位に
わりとタイプです。
スタイルも…あ〜…去年まで本当に中学生だったのかな?
遠まわしにいうとCは堅いな
うん
ボクはおっきいのも好きです
なにがかは言えない
クラス委員長やってて明るくて面倒見もいい
なんで委員長やってるかを知ってるかというとボクは生徒会に所属しているから
うーん…しかし…なにコイツ完璧?普通告られたら即結婚式まで持っていきたいくらいだな
しかし
「ごめんね。ボク好きな人がいるんだよ」
彼女の端正な顔が強張る
だが…
「しってます…瑞穂先輩でしょう?」
……なぜボクのトップシークレットを知っているのだろうか?あ、瑞穂先輩ってのは『彼女』の名前ね
可愛い名前でしょ?
とノロケてみる
「シン先輩はわかりやすいんですよ。」
シン先輩はいつも瑞穂先輩をみてますから…
そういって切なさそうに笑う
そんなにボクは『彼女』を見ていただろうか…
知らないうちにストーカーになってた気分だ…
「でも瑞穂先輩は気づいてませんよ?だから…」
私にしておきませんか?
そういって風に髪をなびかせる彼女はとても美しく神聖なものに思えた…だけど
「それでもボクは瑞穂さんが好きなんだ。」
そう…一日中彼女のことしか考えられないくらいボクは『彼女』に惚れてる
こんなんじゃきっと涼子ちゃんと付き合っても良くない結果になる
「あ〜あ…ふられちゃた。全く瑞穂先輩が羨ましい…」
「だけど先輩?」
先輩が瑞穂先輩とくっつくまで私諦めませんからね?
そういって涼子ちゃんは屋上から駆けていった…
ふむ、参ったな…頬が熱いや熱いや