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いちわ

「シン先輩!私と付き合ってください!」

いや〜初のセリフが後輩に奪われたとかボクの名前がシンだったとかよりもこの告白はボクにとって衝撃的だった


いやね?

まさかボクが告白される日が来るとは思いもしなかったんだ。


あ、因みにシンは進と書くよ。

名前の由来は何事にも積極的に取り組むことが出来る子になって欲しいからだって

ごめんね〜父さんに母さんや

消極的な子に育ってしまって。

おっと話がそれた

「え〜とマジですか?」

「マジです!」

マジらしい

しかし…

「なぜボクなんだ?涼子ちゃんがボクに告白する理由がわからないんだけど?顔?」

すると涼子ちゃんは

「…はっ!」

聞いた?今この娘鼻で笑ったよ?笑ったつうか嗤った?

「ナルシー宣言ありがとうございます。残念ながら(笑)違いますよ。」

この娘ボクにコクってんだよね?

「好きになった理由ですか?あれは私が中学生のとき…」



ボクを傷つけたことはスルーかよ


まぁ…いいけどね…涼子ちゃん過去編スタート…



私が中学生のとき友達に一緒に西高のバスケの試合を応援に行ったの

友達の誘いを断れなかっただけでバスケの試合なんてどうでもよかった

面倒だな…とさえ思ってた


いよいよ西高の試合が始まって友達の手間それなりに応援をしたけど試合は28対32で相手高校が微妙におしていた

試合はあと1セット私はああ…負けるかもと思ってたけど…

34対32…

試合が終わり勝っていたのは西高の方だった。

私は終わったあと今までにないくらい興奮していた。


なぜならば残り1セットで選手として出てきた当時一年生の『彼』があまりにも圧倒的で何よりも上手かったからだ。


ボールが『彼』に自ら従うかのように跳ね


『彼』の手から放たれたシュートは吸い込まれるようにリングに落ちる


まるで魔法のようだった。


きっとそのとき私も『彼』の魔法で恋に堕ちてしまったのだろう

シュートを決めた彼の笑顔はとても綺麗で眩しかった


もう一度あの笑顔が見たい…


そして私は西高に進学することを決めた。

もう一度『彼』に逢うために…



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