フェニックスパワー
フレムの屋敷を案内してもらったあとに
俺とラーメルは引越しを決意した。
〜3時間前〜
「持っとクエストやって金を稼がないとな。
ラーメル。」
「そうですね。
フレムさんの御屋敷にも負けない
立派な御屋敷を欲しいですよね。
・・・・・・そうだ!!
ライルさんこれを見てください。」
「ん?」
電灯の下に俺らは移動してラーメルが見せてきた
紙を見た。
「ん!?こ、これは!?!?」
なんと!?ラーメルが俺に見せてきた紙は
新しく出来た訳あり物件のチラシだった。
「知ってましたか?ライルさん。
今回の訳あり物件はなんと
大きな御屋敷なんですよ!!!!」
「おおーーーー!!!!!!!!!!」
チラシに載っている屋敷はフレムの屋敷よりも
大きく豪華だった。
「明日ここの不動産屋に相談してみよう。」
「はいっ!!」
カァー!!カァー!!・・・・・・。
カラスの鳴き声が響く朝。
俺はラーメルとチラシに書いてあった
不動産屋に着いた。
周りは草原でポツンと
木造で今にでも壊れそうな建物だった。
コンコンッ。
「・・・・・・。」
「あれ?出てこない。」
「留守ではないでしょうか?」
「いやっこんなに早く来て留守なんてことは
無い。おーい!!出てこーい。」
ゴンッ!!
ドアをノックし続けた結果ドアがぶっ壊れた。
「あっやべっ。」
「あ・・・・・・。」
「あっ!?」
壊れたドアの目の前に明らか今ドアを
開けようとしていた不動産屋の主だと思われる
俺より少し歳が上そうでだけどまだ若い美人の
お姉さんと目が合った。
・・・・・・気まずい。
「す、すいません!!今すぐドア直しますね。」
「・・・・・・。」
お姉さんはパジャマ姿で少しはだけていた。
寝ぼけているのか余り喋らない。
「・・・・・・ん?・・・・・・えっ!?」
ドタドタ・・・・・・。
やっと自分の状況に気づいたのか
顔を真っ赤にして恥ずかしそうに奥の部屋に
走って入っていった。
多分あそこで寝ていたもしくは
お姉さんの部屋なのだろう。
と俺の変態の勘が察した。
「ではドアを直しましょう。
手伝ってくれますか?」
「(ここで俺がフェニゴンのフェニックスの力
『再生力』を使えば簡単に直る。だが・・・・・・)
当然!!手伝わせてもらう。」
ラーメルは小さく器用な手で釘を力強くトントンと
打ち込んでいった。
それに比べ俺は不器用ったらありゃしない。
ドアを直そうとしていると
パジャマから着替えてきたお姉さんの姿があった。
「悪いね。ドアを直させてしまって。」
「いいえ、私達が壊してしまったので
直すのは当たり前です。」
「・・・・あんた・・・・・・『シグヴァ』だろ。」
シグヴァという名の最強剣豪少女として有名だった彼女がまさかこんな所で不動産屋をしているとは予想外だった。
「おっ?あ〜あ〜!!お前ライルだな!!!!!!
久しぶり!!!!!!!!!!」
「お知り合いだったんですか?」
トントン!!
「ああ、俺の剣に教えてくれた自慢の師匠で
最高のコンビメイトだ。
まぁ今はラーメルが1番最高のメンバー仲間
だけどな。」
寝起きで出てきた時とはまるで別人の様な
テンションで俺に明るく話しかけてきた。
「いい事言ってくれるね。嬉しいぞ!!」
「相変わらず元気で良かったよ。」
「・・・・・・。」
トントン・・・・・・。カッカッカッカッ・・・・・・。
シグヴァと俺が会話をしている中、
黙々とドアを直してくれているラーメルに
俺はとても感謝したい。
「出来ました。」
丁度俺とザナドゥの会話が終わる頃に
ラーメルがドアを完成させた。
「じゃあドアが直ったところで
ここに来た理由を話してもらおうか。」
「あっそうだった忘れてた。
このチラシを見たんだけどこの家って買えんの?」
「買えるからここに載ってんだろが。
アホか?」
まぁ確かにそうだな。
もしかしたらもう少し値段を
安くしてくれるのではないか?と期待した。
「この値段から安くなることはあるのか?」
「ああー、別にその物件なら
『無料』でくれてやってもいいぞ。」
「「ええーーーー!?!?!?!?」」
大体『1000億ゴールド』くらいの値は着きそうな
豪華な屋敷がチラシでは『100万ゴールド』
そしてそのチラシを配っていた本人に会ってみたら
『無料』でくれると言うのだ。
あまりの嬉しさに叫んだ。
「ほらっ案内するから着いてきな。」
「歩いて着く距離なのか?」
「いやぁ着かんさ。
でもお前は私の弟子だからな。特別さ。
そこの女子よ。私に着いてこれるか?」
「いいえ。着いていきます。」
「それでこそライルの仲間だ。」
俺とラーメルは走り出したシグヴァに
着いて行った。
今はもう現役の剣豪では無いだが
現役以上のスピードで走っている?
「隠れて自主修行してやがったな。」
「速いですね。
私の天使のスピードを少し使っても全く
追いつけません。」
「おいおい!!どうした?
現役では無い私よりお前達は遅いのか!?」
草原から林へと景色が変わりシグヴァは
物凄いスピードで太い枝の上をスイスイと
飛んで行っている。
「ちょっとずるいと思うが仕方ない。
ラーメル全力を出せっ!!!!!!!!!!
俺も全力で行く!!!!!!!!!!」
「はいっ!!分かりました!!!!
天使の速。」
天使の力で全力のスピードを出したラーメルは
見た目だけ未完成な天使になっていた。
そして俺を直ぐに追い越して行った。
「フェニゴン!!起きてるか?」
今までシグヴァと会話している間ずっと寝ていた。
そのフェニゴン今起きた?
「ああー!!起きて・・・・・・ファ〜・・・・るよ。
で何?」
明らか今起きた様子のフェニゴンは
要件を聞いてきた。
「フェニックスの力を解放!!そして!!!!
炎速!!!!!!!!!!
オラァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
体全身をフェニックスの業火に変えて
猛スピードになった。
フェニックスの力もあった為か背中に
炎の翼『不死鳥翼』が生えていた。
「おっ?あんた天使だったんだね。
速いわけだ。」
「速いだけでは終わりません。」
「それに比べてあいつはやわだな。」
ビュンッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「ってさっきのはライル!?」
「ライル・・・・・・さん!!」
「あった!!あれだ!!!!!!!!!!」
チラシ通りの屋敷が林を抜けた先に見つかった。
本当に広くフレムの屋敷よりも2倍広かった。
「すげぇー広いぞこの屋敷!!!!!!!!!!
・・・・・・って?俺飛んでる?」
『不死鳥翼』が物凄い働いてくれている。
フェニゴンがフェニックスの血筋である事に
感謝だな。
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