ありがとうを言うのはまだ早い!!!!!!!!!!
ラーメルの話にはまだ続きがあるらしい。
「ザナドゥのパーティーを抜けてからも
ザナドゥからの嫌がらせは続きました。
「俺のパーティーにいた疫病神めぇー!!!!」
と言われ石を投げつけられたり
今まで住んでいた家を燃やされたり
私、耐えられませんでした。
「・・・・・・くっ。」
拳を強く握り怒りに耐えながらラーメルの話を
聞き続けた。
「なので正体を隠すことにしフードを被るように
なりました。
フードを被るようになって3日後ライルさんと
あったんです。
ぶつかった瞬間から他とは違うと察したんです。
本来ならぶつかって暴言を浴びせられたうえに
唾を吐きかけられるんです。
でもライルさんは手を差し伸べてくれた。
だけでなく怪我がないか心配までしてくれた。」
「そうか。」
俺がラーメルを助けなきゃ行けない。
いやっ助ける。
「私は嬉しくてこの人のパーティーに入れたらな。
と思いました。
ですが掲示板を見るとそれが現実になると
私は喜びました。
何故なら『魔法が使えなくてもOK』と書いてある
パーティー募集のポスターを見てライルさんが
書いたんだと思ったんからです。
そしたら実際ライルさんだったので
嬉しくなって、今までの苦が解放されてつい
涙を流してしまいました。
なので今言います。あり・・・・・・!?」
「その言葉はまだ取っておいてくれないか?」
「今からワシ達は野郎を」
「ザナドゥを」
「「ぶっ飛ばしに行ってくる!!!!!!!!!!」」
俺はラーメルの口を抑えて『ありがとう』を
言わせなかった。
ありがとうを言うのはまだ早い!!!!!!!!!!
怒りが爆発した俺はギルドに走って行った。
バンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「ザナドゥーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめぇぇぇぇぇぇぇ出て来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
するとザナドゥは俺の前に現れた。
正直もう見たくない顔だったが。
「はぁ〜なんだよ。もうお前に要はねぇよ。
さっさと俺の前から消えてくれ。」
「そうよ。私達の目が腐ってしまう。」
「・・・・・・。」
何言ってんだこいつら。俺は怒りで拳を握り震えていた。
「お前・・・・・・魔法って強えんだろ。じゃあ証明してくれよ。
魔法が使えない俺によぉ。」
「あぁー良いだろう。では決闘の場で教えてやる。こっち来い。」
「お前なんか兄貴の魔法で一網打尽だからな。」
「・・・・・・。」
俺はザナドゥのクソ女共の言っている事を無視して
ザナドゥに着いて行きギルドの受付まで行った。
そして決闘の申請を行い今すぐやる事になった。
「ここが決闘場だ。広いだろ。」
「そうだな。」
少しテンション高めなザナドゥに俺は塩対応。
「兄貴!!」
2人のザナドゥの女共がザナドゥに抱き着いてきた。
「悪いな。俺は3人でパーティーだからな。3人で戦う。
お前は寂しいなぁ〜1人か。ヒーヒッヒッヒッヒッヒー!!!!!!!!」
「俺は1人でも・・・・・・」
「ライルさんは1人じゃない!!!!!!!!!!」
「「「「!?」」」」
上から光に包まれ降りて来た者がいた。
なんとそれがラーメルだった!?
「もぉーライルさん。1人でこんな奴をコテンパンにするなんて
ずるいじゃないですか。」
「ラ、ラーメル?魔法使えないんじゃ無かったのか?」
俺はラーメルの変わり様に少し驚いていた。
「ライルさん。あれは魔法じゃなくて天使の力です。
そして私は天使と人間の子なんです。」
「何!?ラーメルだと?あの魔法も使えぬ雑魚娘か。」
「てめぇ殺す。」
「殺すだって?この俺を!?」
「寝言は寝てから言いなさい。」
「・・・・・・。」
今からザナドゥの顔面を殴れると思うとうずうずして仕方なかった。
多分ラーメルも同じ気持ちだろう。
「行くぞラーメル。」
「はい!!!!!!!!!!」
「行くぞ妹達よ。」
「はいっ兄貴。」
最初はあまり飛ばさずザナドゥの力量に合わせた。
だがラーメルは最初から手加減などせずザナドゥの女共を
倒しにかかった。
「私の今までの苦しみこの剣に・・・・・・込める!!!!!!!!!!
はぁぁぁぁああああああああ!!!!!!!!!!」
「見えな・・・・・・。」
スゥゥゥゥーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「私の剣の腕に魔法が勝つなど無い!!」
シュゥゥゥゥカチンッッッ!!!!!!!!!!
ズバアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラーメルは音よりも速くザナドゥの女共をぶった斬った。
「あんな大口叩いていた割にそんな強くないのなお前。」
「お得意の魔法は使わないのかい?」
「今のお前程度には使わねぇよ。」
「そうか・・・・・・じゃあこれでもか?」
俺もお得意の剣を取り出した。
「動きが遅いな。斬り殺しちまうよ。」
「は、速すぎる?」
ザナドゥの首に剣を寸止めさした。
その剣の腕前を見たらザナドゥは魔法を使えざるおえないだろう。
「では見せてやろう。俺の魔法を。
はぁぁぁぁ・・・・・・ああああああああああああ!!!!!!!!!!」
魔力を溜めるのに10秒もかけていた。
よっぽど俺が脅威なのか魔力を溜めれるだけ貯めていた。
「魔弾!!!!」
「はあっ!!!!」
「何!?うああああああああ!?」
ザナドゥが放った魔力の弾丸は俺の剣の一振で全て消え去った。
そしてその一振の勢いでザナドゥが吹っ飛んだ。
「舐めやがって。」
ザナドゥは血迷ったか奥義を出すらしい。
分かりやすい性格だったためか見れば分かった。
「なぁライルよ。俺の力も使ってくれ。」
「ああ、使うよ。飛び切り最高の業火を。」
「私も良いかな?」
「ああ良いとも。」
ザナドゥは魔弾の塊を大きくしていた。
俺らはザナドゥに向かってトドメを刺そうと飛んだ。
「魔法が使えない私らを!!」
「もて遊んだ!!!!」
「罰だ!!!!!!」
「「「あの世で後悔してやがれぇ!!!!!!!!!!」」」
「瞬斬!!!!!!!!!!」
「龍火!!!!!!!!!!」
「うおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ぎゃああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺達は歓喜に満ち溢れた。
「「「やったーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざまぁみろバァァァァカーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
闘技場中に俺達の歓喜の声が響き渡った。
その後ザナドゥ達はギルドの受付の人に生き返らされた。
この戦いはギルドで放送されていたらしくザナドゥ達は
笑われるようになった。
俺達も笑ってやった。
「ありがとうございます。」
「ああ、これからよろしくな。」
がっしり手を組みラーメルは完全に俺のパーティーの一員になった。
今までの鬱憤が晴らせたラーメルはギルドで
フードをせず
居れるようになった。
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