61〜季節物:バレンタイン〜
どうしても書きたかった....
皆さんへのチョコと思って見てください!
「バレンタイン」それはどうしても期待してしまう日。
女の子からのチョコレートをもしかしたら、本命が貰えるかもしれない、そんな淡い期待を胸に学校へ向かう。そんな日、だが残念!確認する下駄箱にチョコレートのシルエットはなく、いつもの上靴があるだけ、望みはまだあると急いで向かう教室の机、中を確認する。そこにはチョコレートの面影どころか、入れる隙間が無いと言わんばかりの大量の置き勉の教科書、「今年もゼロかよ〜!!」と笑いながら自分の戦績を言い合う男子達、それに混ざり一緒に笑う俺、そんな淡い青春がバレンタインの全貌だった....
だが今回は違う!仲間には可愛いクリムとコロイがいるのだ!絶対貰う!
そう心に決めながら、最近知ったカカオ似た「アマメ」と言う豆を潰していた。
アマメは森に大量に自生しているが、硬くとてつもなく苦いため誰も食べることが無かったもので簡単に集めることが出来た。
クリムとコロイにはもちろんさっきの俺の熱弁を話したが適当に流して、甘いお菓子を貰えると言ったら嬉しそうに2人で飛び跳ねていた。
そんな2人を女の子が男の子に渡す行事と伝えると可哀想なので、俺が絶賛チョコレート作りの最中だ。
まぁ、俺自身も女の子になってしまったが、やっぱり貰いたいのだ。前世の職場でも、義理は貰えたが、やはり本命は貰えることは無かった....
学生の頃....?それはいいとして、予想以上にチョコレート作りは楽しい。スキルの応用で豆を高速で潰し、闇魔術とコロイが持っている氷魔術を使い、型を作ってハート型や星型など様々な形を作ったりした。
俺は皿に完成したチョコレートを並べて、じゃれ合っていたクリムとコロイに渡す。
すると、クリムは目を輝かせ、コロイの反応はイマイチに見える。
「リラ!これちょこれーと?」
「かわいい、でも黒い、美味しいの?」
「まぁ、文句を言わず食べてみろ。」
俺が両手に1個ずつ持ち2人の口に放り込む。
「なんだこれ〜初めての味だ〜」
「とろけるにゃ〜」
2人は頬を押さえ、甘さに大して幸せそうにとろけていた。
俺の自分で食べてみる。
「おお!?確かに上手くできてるな!店に出せれるかもな!」
口広がる確かな優しい甘みとそれを引き立てる苦味が絶妙にマッチしている。
「うん!これはお店に欲しいよ!」
「お店だそだそ〜」
俺の調子に乗った一言にクリムとコロイも乗ってくれる。
その後は、一つ一つと食べる度に頬を緩ませながら3人で完食した。
今年は貰うことは出来なかったから、来年に期待と思いながらあと片付けをするのであった。
来年貰えるんですかね〜(伝え忘れてるのに....)
季節物を書くのが時系列が分かりずらいですが、番外編なので気にしないようにお願いします笑。
読んでいただきありがとうございます!




