頬にメスを入れました
頬にメスを入れることになったのは今年の3月ですが、異変が起こり始めたのは約2年ほど前のことです。
このことの発端は受験期で、私は大きなストレスを抱えていたことでした。
そのストレスのせいで、ホルモンのバランスが崩れたのか、顔にはあらゆるところにニキビが出来てしまい、正直薬で対処してもまた出来るみたいな感じでしたし、受験勉強のため常に疲れており、あまり手入れをしておりませんでした。
そのせいで、いくつかのニキビが潰れ跡になってしまいました。
その中で更に異変を感じたのは唇近くにある頬。
そこだけはなぜか少しだけ膨らみがありました。
しかし、全く痛みはありませんでしたし、私が元々自分の見た目を気にしないタイプ(お洒落しない、化粧しない)であるため気にしておりませんでした。
それもパッと見た目では分からない程度だったので尚更です。
また、すぐに治るだろうしと呑気に構えていたわけです。
それが一向に治る気配はなく、少しずつ大きくなるばかり。
それも2年後には、鏡を見ただけで嫌でも目につくほどの大きさになっておりました。
それでも痛みはなかったのですが、流石に気になって地元の掛かり付けの皮膚科病院に診てもらうことにしました。
すると、詳しくは分からないけど、多分手術になるかなと言われ、紹介状を書いてもらいました。
そして、大きな病院に行くのですが、まあやっぱり普通に1時間ぐらいは待たされましたね。
やっと呼ばれて診てもらったのですが、そこで言われたのは多分手術が必要ですねと、前の病院と同じことを言われました。
ただ、前の病院とは違い病名も教えてくれました。
それは「粉瘤」というもの。
これは、本来なら垢が外へと出ていくのですが、出ていかずにその場に溜まり、結果としてそこだけ大きくなるというものでした。
確かに言われた症状はピッタリですし、多分そうなんだろうなという感じでした。
でも、ハッキリとは分からないので次の日エコーで検査しましょうと言われて、次の日エコー検査をしました。
その検査が出るのが1時間ほどかかるからと言われたので待って結果を聞くと、綺麗に垢みたいなものが溜まっているのでほぼ粉瘤で間違いないと言われました。
大きさはかなり大きくて、縦横共に8mm、厚さ6mmでありました。
この大きさなら嫌でも目に付くのが納得という感じですが、ここまで大きかったのかとう驚きもありましたね。
それでも放っておいたらまだ2〜3mmまでは大きくなるのはほぼ間違いないため、やはり手術はいつかはするべきと言われました。
その理由としては手術をしないと破裂して、そこから菌が繁殖してしまう可能性が高いからということでした。
また、時間が経てば経つほど粉瘤は大きくなって、手段をする際に傷が大きくなるため、どうせするなら早い方が良いと言われたため、その病院で3日後に手術するよう予約しました。
今度行ったのは、皮膚科ではなく形成外科。
実は最初、整形外科だと思っていたのですが、形成外科でした。
因みにこの2つの違いとしては、形成外科は身体に生じた組織の異常や変形、欠損などに対して、機能的および形態的に改善を目指すものであり、整形外科は身体の芯になる骨・関節などの骨格系とそれらを取り囲む筋肉やそれらを支配する神経系からなる「運動器」の機能的改善を目指すものだそうです。
引用:https://www.kanto-ctr-hsp.com/story_of_illness/story_of_illness-372/#:~:text=%E5%BD%A2%E6%88%90%E5%A4%96%E7%A7%91%E3%81%AF%E3%80%81%E8%BA%AB%E4%BD%93%E3%81%AB,%E3%82%92%E7%9B%AE%E6%8C%87%E3%81%99%E5%A4%96%E7%A7%91%E9%A0%98%E5%9F%9F%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
確かに今回は皮膚なので、形成外科ですね。
診療室に入ると、粉瘤の摘出ですねともう話は通っているようで、手術する前に異常がないか確認しないといけないからと血液を採取してきてと言われました。
正直採血は採血する人の腕によって痛さが異なるので、少し気分が沈みましたが、仕方がないので採血してもらいました。
痛みは普通でしたので、まだ良かったです。
そして、採血が終わるといよいよ手術なのですが、結果が出る前に1時間ほどかかるから言われたため、1時間待ってまた診療室に戻りました。
小さい病院だと、大きな病院に検査を回すらしいので、数時間かかるとのこと。
それを思えば、そのまま大きい病院でやることは正解だったかもと思いました。
手術の前に採血の検査報告をされて、手術する上では問題ないと言われました。
しかし、コレステロール値と白血球値が少し高いと言われてしまいました。
正直私は痩せ型体系なのですが、昔からコレステロール値が少し高く、また父がコレステロール値が高いので多分遺伝かと思われます。
白血球値が高いのは、間違いなく去年の火傷が原因でしょうね。
下手したら入院とまで言われたぐらいなので、体が白血球を増やして頑張ってくれたのだと思います。
体に無理させたようで少し申し訳ないですが、ここはありがとうと言っておきたいです。
話は戻しまして、今度は同意書を書いてとうとう手術をすることになります。
そこでまずするのは麻酔ですよね。
それにしてもこの麻酔針が痛い痛い。
チクッとかではなく、かなり痛かったです。
それも3・4回も挿すのですから尚更です。
少しすると痛みは全く感じませんでした。
そのため、手術中は全く痛くなかったです。
というか、メスを入れている時に痛い方が怖いですね。
また、顔の上に紙を敷かれたため、メスも見えず怖くなく、手術されているという感覚があまりないまま終わりました。
そして、紙を外され、顔に絆創膏を貼られて今回は終わりであり、後で抗生物質を受け取って、抜糸するからまた来てと言われました。
また、数時間は唇を噛みちぎっても痛くないほど痛み止めが効いているから気を付けてと言われました。
結構サラッと恐ろしいことを言われて少し肝を冷やしてしまいました。
こうして手術が終わり、糸が通ったまま過ごしていたのですが、最初の方はそもそも場所が悪くて食べる時に少し痛みを感じました。
しかし、慣れと回復で抜糸する頃には全く痛みはありませんでした。
見た目は黒い糸が遠目からでも分かるほどですが、幸いマスクをしているためその姿を見られることもなく、精神的にも苦痛ではありませんでした。
そして、10日後に抜糸をして終了。
どのぐらい時間がかかるのだろうと思っていたのですが、2・3分で終わりました。
本当にチョキンと切って終わりなんですね。
痛かったりするのかなと思っていたので、少し拍子抜けでした。
最後に少しだけましになる方法あるけど、どうすると尋ねられました。
その方法は、手術した部分に毎日テープをきちんと貼って、それを3ヶ月続けるというもの。
これをしても傷は残るけど最後に付け加えられしました。
私は最初にも申しましたが、あまり見た目を気にしないタイプで、もうすでに抜糸前の自分ですらあまり気にならなかったので、綺麗に治らないならもういいですと断りました。
例え綺麗に治るとしても、面倒くさがりは私なら途中でやめそうな気がします。
そのため、これ以上することはなく無事に全て終わりました。
最後にこの手術費はというと、。手術だけで13000円ほどかかりました。
これ3割負担でこれなら、10割負担なら40000円ほどかかるということですよね。
こんな簡単な手術でこんなにもするのという気持ちもあれば、採血とかもしているからこれぐらいが妥当なのかいう気持ちもあり、正直これは一般的に見て安いのか高いのかよく分からないです。
それ以外にかかった検診料で合わせて多分20000円ほど。
また、紹介状がだいたい計算すると、700円ほどかかることでした。
親が昔は紹介状出してもらうのはタダだったと言っていたので、これに関しては結構お金がかかるのだなと思いました。
でも、紹介状を書いてもらわないと、大きい病院で診てもらうのは大変だし、それ以上にお金が掛かるのでしょうがないのかもしれませんね。
今回手術することになった1番の理由は、ニキビが多く出来て中々治らなかった時に、病院に行かなかったことだと思います。
と言いましても、まさかニキビが原因で手術することになるとは夢にも思わなかったし、発想がありませんでした。
また、次の原因としては2年も放っておいたことですね。
これは流石に行っておけばよかったと後悔しております。
そうすればもう少し小さな傷で済んだのにと強く思いましたね。
今回はニキビ跡が原因で頬にメスを入れることになってしまった私ですが、実は粉瘤の1番の原因は体質らしく、また最悪なことに再発しやすいものらしいです。
出来る人は一気に何十個も出来るとか。
多分私も肌は弱い方なので、体質の面も大きかったのだろうなという感じですね。
粉瘤は先程も言いましたが、手術以外では除くことが出来ず、傷跡も残る症状です。
また、再発の可能性も高いです。
そのため、ニキビみたいな明らかに原因になりやすそうなものは早めに治して可能性を潰し、もし粉瘤かもという疑いがあればすぐに病院に行って診てもらうことが大切だと思います。
最終的に今回学んだのは、何か異変を感じたら早めに病院に行こうということでした。
皆様も私のようにならないようお気をつけください。