気持ちが弱いから
寝ても起きても、身体に何か乗っているような、ずーんという重いものが乗っているように感じる日々。
仕事に行く前は、準備が終わったら出発直前までソファーで休んでいた。
時間になると慌ててからだを起こして、気合いをいれて仕事に行く。
それがいつしか当たり前になっていった。
ちょっとした坂道も歩くのが辛くなり、たった50m位の距離もかなりの時間がかかる。
まるで、足に鉛をつけられている様だなぁと感じながら歩いていた。
同僚には「この距離でさえ歩くの、しんどそうだね」と言われた。
よく苦笑いで「ちょっとね、でも大丈夫だよ。ほら、私と歩くと時間がかかるから、先言っても大丈夫だよ」と答えていた。
その同僚はそれでも、一緒に歩いてくれる。
いま振り替えると、凄く優しくされていたんだと思う。そして、声には出さなかったけれどいつも心配してくれていた。
私の感謝する1人である。
この人がいたから、からだが辛くても頑張ろうと思ったし、一緒に仕事すると楽しませてくれたり。
早退するときも、心配はされたが嫌な顔ひとつしなかった。
毎日歩くのも辛くて大変だったけれど、治療は出来ないので経過観察のみ。
採血して、結果見て
『まだ、治療する段階じゃないか』と落ち込むだけ。
朝起きるときも、布団から出るときに立てなくてよろけることも多くなった。
その為、起きる方法も変えたり。
壁に手をついて立ってから起きるのが一番安全な方法だった。
たまには、苦しくて苦しくて息が上手く吸えなくて、病院に駆け込むこともあった。
心電図とっても「脈が早すぎるから落ち着いて」と言われて。
落ち着いているつもりでも、なかなか落ち着かない。10分くらいかけて検査を終えて。
でも、異常無しの結果なので検査するのも無駄かなと思うようになった。
そのうちに内科ドクターからは『メンタルじゃないか?精神科受診したら?』と言われるようになった。
確かにそのように思われても仕方ないなと、妙に納得したり。
脈が早くなるのも、気持ちの問題かと落ち込んだり。
どうやって自分の身体のコントロールを、していくかが、大きな課題になった。
そのあとは
『苦しいのも気の持ちよう。苦しくないと思えば苦しくないはず。自分の精神面がしっかりしてないから苦しくなるだけ』
と思うようにし、苦しくなったら
『自分が弱いから。もっと、しっかりしないと』と、精神面をひたすら強くなるようにしていったと思う。
それでも、苦しいときは苦しいし、動けなくなるときもある。
そこで。
やっぱり精神科受診しようと思うようになった。
気持ちがしっかりしてないから、精神面が弱くなってしまったんだということで。
精神科に行くのには心の迷いはあったけれど、少しでもよくなればという小さな希望にすがり付くように受診予約をした。




