日曜日
大きく伸びをしたまま、寝転がった。
隣では君がうとうとしている。
ぽかぽかとした光が、窓から差す午後三時。
フローリングは芝生の上みたいに優しく温まっていた。
君のおでこゆっくりと撫でる。
一瞬だけ顔をしかめて、すぐに眠りに潜ってしまった。
さっきまで構ってほしそうだったのに、気分屋だなあ。
ふっと笑みがこぼれる。
こういうのを、幸せって言うんだろうな。
すーすー寝息を立てる君の寝顔を見ながら思う。
僕も寝よう。
右手で君の頭を撫でながら、左手を背中に回す。
手のひらから伝わるぬくもりは、誰にも渡したくない。
君は今、幸せなのだろうか。
考えても仕方のない不安が押し寄せる。
その時、ぱたぱたと揺れるしっぽを感じ、安心して僕は眠りに落ちた。