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エピローグ 2

「ママ、四本使うのってずるくない?」



「あら、あなたもやってみなさいよ。私の息子ならその位できなくちゃ」



「むちゃ、言わないでよ」



「そうそう、新しいチャイルドが流れて来たから、お祝いの用意を」



「わかったわ。最近多いわね」



「外の戦争が激しいんだよ。ここへ着ける奴だけでも助けないと」



「同感だわ」



「大きくなった子供達の服を作るのを手伝って欲しい。僕だけじゃ手が足りない。あと・・・」



「ええ、手伝うわ。パパに学問と訓練のお願いね」



「うん・・・でも、パパは」



「言ってなかったな。僕は死んでないし足もドラゴンの力で治っていて、妖精の力で飛べるし、最強無敵だ」



「パパ!」

「あなた!」



「さて、この船長に誰から、かかってくるかい?」



「ふふ」

「あはは」



「・・・、ふたり同時は無しだぜ?」





「世界って物は、こうも変わるものかね。ねぇ船長・・・」



 すっかり白髪になったスメーが甲板の揺り椅子から空を見上げる。



 三つの光が楽しそうに交差しているのを楽しそうに見上げながら。



 そんなスメーに人魚の恋人ができたのは、また、別のお話。


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