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ネバーランド 4話

 今日も、静かだ。



 僕は、甲板から糸を垂れる。



 今日は、普通の魚が沢山連れた。


 これで、また酒と交換できる。


 船員が真珠貝を採ってくれた。


 これで、また彼が喜ぶ。



 若くして妻も子供も亡くした海賊が貝殻で首飾りを編んでいる。


 いい女でもできたかな。



 ネイティブズとは小競り合いを続けている。



 だが、秘密裏に親しくもある。


 たまに村へ足を運んだ。


 飲み歌い語り合った。


 僕と彼は未来とこの国の王様の事ばっかりだ。


 だが、愛を語らう者もいた。



 僕らはそれを目を細めて、そしてお互いに笑った。



 ロストチャイルドはなりを潜めている。


 それは王様が居なければ、ただの子供だと自分たちがよく知っているからだ。



 逆に言えば、ロストチャイルドを見かけたら戦争の始まりだ。



 その前に見つけたいものがいる。



 仇その1。



 今日は魚がよく釣れる。



 夕方、黄昏時。


 それはやってきた。


 チクタクチクタク。


 時計の音を響かせて。


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