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ジャック・ザ・リッパー 1話

コツコツと僕の靴音が反響する。


たまにネズミの鳴き声が聞こえ以外は静寂と闇が支配している。


これで臭くなければな~。


僕は、ロンドンに張り巡らされた下水道の一つを通って港へ向かっている。


幸いな事に今は使われていないため乾いている。


これで濡れていたらと考えるだけで恐ろしい。




ん?


奥の方から声がする。


また、ピーターパン信奉者かと壁に張り付いて目立たないように進む。


もちろん、手元のカンテラは消した。


慎重に奥に進むと、ぼんやりと明かりが見える。


少し広い場所に明かりが灯されているようだ。


それに、数人の子供?のような若い数人の声がする。


用心深く広場の入り口に近くから中を覗くと我が目を疑った。



そこには・・・。



綺麗に並べられた臓器。


間違いなく人間のだ。


だって、腹を割かれて吊るされている女性が居るから。


もはや、女性と言っていいか分からないくらい無惨だ。



匂いが臭さで紛らわされているので吐かずに済んだ。


しかし、おかしいな。


数人の声がしたのに・・・。



光の下を影が動いた。


人だ。


今度は生きている人だ。


多分犯人だろう。


こんな所に居るんだから十分怪しい。


僕もだけど。


しかし、一人しか居ない。


それに、あいつを僕は知っている。


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