学園
憎い。
…………………。
確かにそう聞こえた。
知らない少女に俺は一体何をしたんだ?
………。
しかし、知らない少女のはずなのにどこかが引っかかる。
気持ち悪い…。
失くした記憶にその原因はきっとあるだろう。
これで記憶を取り戻す必要がさらに高まった。
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「カナタ?大丈夫?」
俺が考え事をしているとルナが俺の肩をポンポンと叩いて呼びかけた。
「あぁ、いや大丈夫だ。
少し考え事をしているだけだ。」
「そう?大丈夫ならいいけど。
あ、ほら!もうすぐ学園よ!」
俺はそう言われ、ルナが向いてる方に目をやった。
そこには大自然に囲まれた立派な建造物が立っていた。
「ふふ、どう?
この学園は王都でも最も有名な学園なの!」
なんでそんなにドヤ顔なんだよ…。
「へぇ〜そうなのか。」
「あれ?あんまり驚がないんだね。」
「そうかな?そんなことないと思う、結構驚いてるよ。」
「そのようには見えないけどね。
まあ、いいわ、カナタは、今日から高等部に入学してもらう。
初等部は5年制、中等部は4年制、そして、高等部は3年制だよ。
って、このことはお父さんから聞いてるか。」
「まあな。」
日本とは、ちょっと違うな、初等部の1年が中等部に行った感じか。
まあ、俺には関係の無いことだし、深く考え込まなくていいだろう。
「あぁ、そうそう、聞いたかもしれないけど学園に入ったらまず理事長室で理事長先生とあってきて
それと入学試験は、競技場でやるから、多分先生が連れてきてくれると思うよ。それじゃあまた後で!」
「あぁ、わかった。」
さてと、ルナの父の話によると、入学試験は、試合形式、今の俺の実力がどのぐらいなのか分からないが少し控えめにしよう。
そうこうしているうちに俺は理事長室にたどり着いた。
ちなみに迷子はしなかったぞ!(看板があったからな!)
コンコン
「はい、どうぞ。」
「失礼します。」
「あぁ、そこの椅子に座りたまえ、カナタくん。」
「はい。」
「いや〜まさかこの時期に入学するなんてね。
本来なら受け付けないけど、侯爵様のお頼みともなれば、無下にすることは出来なかったからね。」
「えぇ、わきまえております。」
「さて、これから入学試験だけど、入学できるかどうかは、君次第だ。頑張りたまえ。
ロイドくん、彼を競技場に連れで行ってくれたまえ。」
「分かりました。」
理事長の隣にいた、女性が俺を先導してくれるらしい。
「私の名前はロイド、
ロイド・ベレニス、ここの教員をやってるわ
よろしくね。
分からないことがあったらなんでも聞いてちょうだい。」
「はい。こちらこそよろしくお願いします。」
競技場は少し歩いたらすぐについた。
「さぁ、ここが競技場よ!」
競技場、そこは…………




