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プロローグ

R-15は念のためです。

「転生するついでにそなたの願いを聞こう。内容によっては叶えてやらんでもない。」


と、神は言いました。

すると、少女は言いました。


「じゃあ、私を美少年にしてください!」←は?

「ほう、よかろう。」←いいの!?


神は面白いものを見つけたかのように笑っていました。


はてさて、神は何を企んでいるのか…?

少女の財力を欲するわけでもなければ、力を欲するわけでもない、ましてや、美少年になりたいなんて、なぜそんなにもくだらない願いを聞き入れたのでしょうか。


天使の私達にはわかりました。神は彼女を面白いと思ったのです。

今まで転生した者達といえば、金をくれ、力をくれ、そんな願いばかりでした。そんな中、彼女は金でも力でも、権力でもない。美しい見た目を欲しがったのです。面白がった神は願いの内容をこっそり変えました。そう、彼女は美少年ではなく、美少女に生まれ変わったのです。しかしその代わりに一つの才能を与えました。

その才能とは―


それは、私達がいうのは止めておきましょう。

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