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The Beast   作者: ピン球
3/4

4月14日の町

『』の鍵カッコ内の台詞は回想、つまり前に誰かが言った台詞です。


今回はテンマの視点です。  

青い空!白い雲!そして青い顔の俺!フツーに酔った。

たかがバス数十分だろ、と思うかもしれないけどさ、俺からすると拷問なんだよ、これ。

それでも目的のバス停から出発。…したい所なんだけどナー。進めない。

こんだけ色んなものに乗り継ぎした結果、体がだるくて言うことを聞かなくなってしまっていた。

んで、現在バス停の側の木の下で休憩中。


「……………まだ、立てないの?」ユメミさんが心配そう、ではなく不満げそうに座っている俺を見下ろす。

たぶん、まだ立てないのかこいつは、なんて思ってると思う。

「もう少しで行けるカナーって感じ」俺が苦笑いしながら返すとユメミさんは表情を少しも変えることなくプイっとそっぽをむいてしまった。

それからすぐユメミさんが口を開いた。

「よく考えてみたら君は私にとって友達でもなんでもないし、待つ必要ないと思うけど?」

うん。まぁ、ごもっともで。

「いやさ、確かにそうだけど。」

俺が言い返そうとすると

「うん。じゃ、いっていい?」

「いや、まだ何も行ってな・・・」

「友達ならちょっとまってよ・・・でしょ?」・・・なんか知らないが言い当てられた。

「すごいね、正か・・・」笑って話す俺を見てユメミさんは急に暗い顔をした。

「君は私を友達だと思っているかもしれないけど私は何も思ってない。・・・なにも・・・!」

「ユメミさん?」急に下を向いて少し歯を食いしばったユメミさんに声をかける。

「・・・じゃ、さよなら。」

「え?ちょっと待・・・」


・・・・・・・・ユメミさんは俺の言葉に耳を貸そうとせず早歩きで去ってしまった。

「難しいなユメミさんって。まぁ確かに一回も笑わなかったけど・・・ミステリアスな人だな」

俺はユメミさんの性格を今なんとなく理解したがあの言葉に何かを感じた。


『何も・・・!』俺が友達と言うのがただイヤだったというわけではなさそうだった。過去に何かあったのだろうか。


色々考えたが・・・これ以上人の心の傷の原因を探るのはやめようと思った。


まぁ、またどっかで会えるでしょ。同じ村に住むんだから。そう思ったので俺は木の下で暖かい春の日差しを受けながら少し眠った。


あーあ。よく寝た。寝すぎたぐらいだ。それにしても・・・って、・・・・

「やば!!寝すぎた。」

太陽を見るとかなり傾いていた。夕方はすぐそこまで迫っていた。

とりあえずこのあとは自分の住む家に向かうつもりだ。時間はないけど・・・のんびりいこうかな。


この町の構造はバスの運転手の兄さんから地図を貰っているから大体分かる。


西側にはきれいな海があり(ビーチとかじゃないけど)残りの三方には大きな山がある。


東側の山がこの町の入り口で南側の山にはお寺とかがあるらしい。

北側には特に何もないと載っている。


運転手の兄さんから聞いた話によると車での町の出入りは南側しかできないらしい。

それとこの村に来るためのバスは隣の町との往復だけらしい。


この町でのバス停は東側の山の上の休憩所(といってもベンチとトイレと屋根つきのベンチだけしかない。後、ナゼかブランコが2個ある。)

そこはそこそこ高いので村をだいたい一望できる。・・・さっき俺が休憩してた場所なんだけども。


一応町の名スポットらしい。あまり観光客は来ないらしいが村の人が良く来るらしい。

町の形状はこんな感じ。おかしくもないフツーの町だ。


さてと、ここで俺の新しい生活が・・・はじまるわけね。


空が赤く染まるまでには家に着きたかったけどいつもの通りゆっくり歩いていった。

4月14日、春の陽が町を暖かくほんのりと照らしていた。

文がぐちゃぐちゃでごめんなさい。読みやすくなるよう頑張ります。


これから小説内のどのキャラの視点で物語が進んでいるかを前書きに載せておきます。(今回はテンマでした。)


台詞以外のところは前書きに載せてある、[~~視点]の~~の部分に入るキャラが考えていることや見えたもの、聞こえたもの感じたことなどです。

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