理想 2
「おはよう、ショウ。」
「おはよう、リナ。」
朝から彼女の可愛い姿を眺めることが出来て俺もオレも元気になる。
「もう、昨日あれだけシたのに。」
朝から至れり尽くせりである。急いで学校に行く準備をしなければ。
準備をして隣とその隣にいる親たちに挨拶をして学校に向かう。
「やばいな、ぎりぎりになりそうだ。」
「だって、ショウが朝からするからでしょう。」
そういう彼女の顔はどこかうれしそうである。俺たちは駆け足で学校へと向かった。
ここは地球とは違う世界。魔法がありモンスターやダンジョンなど冒険者が多く、王に従う騎士や錬金術師などの花形の仕事もある。そういう世界である。俺の父リュウと母メリッサは2人とも冒険者で、隣に住んでいるリナの父ルートさんは俺の父の同級生で親友である。その奥さんのプティさんは4人の中で一番若い。ルートさんは騎士でプティさんは薬剤師である。俺の両親の出会いは、遊んでいた2人がたまたま遊ぶことになり、相性が良くいつの間にかひかれていたとのこと。今住んでいるアパートの部屋に俺の父とルートさんは住んでおり、おれの母の紹介でプティさんとルートさんは付き合うことになったらしい。リナの両親は2人とも優しくややおっとりしていたので今見てもお似合いである。俺の両親は毎夜遊んでいて、それにあてられたプティさんがルートさんに求めた。結果、俺と幼馴染のリナが生まれたのだ。俺とリナは両親が仲良かったこともあり大腿は一緒に過ごしていた。半月生まれのはやかったリナは俺に対しお姉さんになりたかったようでいつも俺の世話をしてくれた。リナは頭の良い両親の才能を引き継ぎ、頭が良いが、一方の俺はというと脳筋バカの両親から生まれたので身体能力はとても高かった。勉強はリナがいつも一緒にいて教えてくれたおかげで中の下でぎりぎりついていけていたのだ。そうそう、この世界でも学校はある。8歳から18歳まで学ぶことができる王立の学校である。今は第9学年、17歳である。去年から俺とリナはリナの両親の部屋の隣の部屋を借り2人暮らしをしている。この国では16歳から大人となるため、2人暮らしもできるし一冒険者として働くこともできるのだ。
高学年にもなるともう実習が主になってくる。
「おうおう、今日も来たな。バカップルパーティが。」
俺とリナ、そして親友のガウェインとその恋人のルエットの4人パーティである。ちなみにガウェインとルエットも幼馴染であり4人で仲が良いのだ。ちなみに俺がファイターでリナがウィッチ、ガウェインはガーディアンでルエットはヒーラーである。王都のはずれにあるダンジョンで実践を行っているのだ。連携もよくすでに冒険者ランクはCランクである。脳筋の俺とガウェインが先頭に立ち、リナとルエットは後方からヒールやバフ、魔法攻撃を行うのだ。すでに卒業資格である第45層も突破し57層に到達していた。そのためバカップルパーティという名は王都ではかなり広まっている。冷ややかな目で見られるときもあれば恨めしそうに見られることもある。クエストが終わり報酬を2等分にして終わり、家へと帰っていく。ちなみに2人の両親はそれぞれ子供の世話に忙しいのだ。どうやら今度は俺たちにあてられてシたそうで、16も離れたきょうだいができた。ちなみに俺には3つ離れた妹もいる。が、男勝りな母の血が強いのか最近では学校でできた彼氏の家に泊まりっぱなしであまり帰ってこない。たまにすれ違う時はちゃんと女の顔をしている。そのこともあり、さらにきょうだいができた。俺にはさらに妹が、リナには弟ができた。
玄関をくぐるや否やリナが甘えてキスをしてきた。姉として立ち振る舞いたいが俺には甘やかしてほしい、母譲りの優しいオーラと豊満な体を持つため俺のオレもすでにレイジング状態である。まあ、我慢なんかしない。そのまま風呂へといき、出た後はベッドで再び…
私にとって、ショウ君はいつも私を引っ張ってくれた、新しいものに導いてそしていつもそばにいて勇気づけてくれたヒーロー。脳筋で時々変なスイッチが入るときはあるけど、いつも私を1番に気をかけてくれてくれる。私の方がお姉ちゃんなのについつい引っ張ってくれるその手が離れない、いえ、離したくない。
ショウのお父さんに倣ってか、女たらしですぐ女を寄せてしまうのだけは私にとってずっとひやひやさせられた。いつもは引っ張ってくれるのにそういうことになると私の胸なんかしょっちゅう見ていたくせに一向に手を出してくれないんだもん。2人の両親に時間を作ってもらって、私から誘ってやっとだったもん。でもそれからはショウ君から誘ってくれるからいいけれども、ショウ君ママが言ってた通り、ショウ君は夜でも体力バカだったことが///
今日はこれからショウ君とデート。ママと買った新しいこのワンピース、また褒めてくれるかな。
チリリリリーン
ショウ君も準備ができたみたい。ショウ君ママに呼ばれて何かしていたみたいだったから。
きっと今日も楽しい一日になる。
そう思ってドアを開いた。