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とある過疎配信者の成り上がり  作者: たまぁーに書くタマ
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とある過疎配信者の成り上がり〜プロローグ〜

俺はタバコを咥えながら1人ごちる。

あー今日の配信、人来るかなー。どうすれば閲覧増えるかなー。

まー考えたって仕方ないかー。


そう言いながら、今日も彼は配信ボタンを押す。


この物語は、今をときめく配信者と言う浮き沈み激しいヤクザな生業に叩かれ、嫌われそれでも懸命に1人孤独に立ち向かう勇者でもなければ転生者でもない。

ごくごく、平凡な男の涙あり笑いありの喜劇であるの物語である。


一体、何時から配信者なんてやり始めたのか?何がきっかけで配信なんて初めたのか?今となっては、わからないしわかる気もしない。

なんの才能も取り柄もないけど興味本位の遊びの延長程度だったと思う。


ふぅー、さーてどうも、ニート山田でーす。

ま、今日も今日とてネタなんてないし特にリスナーもいないから、僕の独り言でも喋っていきますかー…


こうして、今日も彼の配信と言う試練がはじまる。


後に、彼は語る。


あの時、ただひたすら独り言を喋ってきてよかったですよ。

それで、今があるんですからw


だって考えてみて下さいよ?叩かれる?嫌われ?上等ですよ。それって少なからず僕に興味があって関心があるってことでしょ?


知ってます?人ってほんとに興味がないとただただ、無関心なんですよw

道端でゴミが捨ててあろうが虫が死んでいようが多少は思う事もあるかもしれませんがただ無関心にそれを放置して通り過ぎちゃうでしょ?


僕は独り言をただ呟いてた時に痛感しましたよ。

どれだけ喋っても配信ってリアルタイムだから、興味がなきゃあコメントすらなく音もなくスゥーっと去ってくんですよ。


それって凄く悲しいんですよねw


勿論、叩かれたり嫌われたりも悲しいんですけど、ある日ね?ふとね?吹っ切れちゃってw


相手にされないよりも、叩かれ嫌われしてるだけ幸せなんだって。

だって、そいつらって嫌いなクセに見に来るんだからw

もうね。ツンデレですよツンデレw

いつの頃から、そいつらの事好きになっちゃってw


だからね、僕は常にリスナーの興味の的であり続けないといけないんです。

時に言いたいこと喋って、時にリスナーの話を聞きながら。


僕、1人じゃ配信なんて成り立たないしリスナーがいて僕がいて始めて配信って成り立つんですよ。

それでリスナーを沸かせて盛り上てその盛り上がりがまた人を呼んでね。


無関心ってのが1番の敵ですよ。

その関心がいい意味でも、悪い意味でもね。


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