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屍怪人 GUYコツの受難  作者: 恐竜列島
復讐に生きる怪人
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vs斬刀怪人 風魔のスラッシュ 二戦目 Part1

 激しい打撃音や斬撃音が当たり一帯に響き渡る。

 キャットシーの始末を命令されたテッペキンは動きを止めていた。

 変身をしたリボーンとスラッシュの戦いは熾烈を極めていた。


 リボーンが渾身の一撃を拳を振う。それをスラッシュが大太刀で受け流す。

 スラッシュが大太刀を振る。リボーンはその攻撃を回避して距離を取る。

 幾度となく繰り返される攻防の合間、リボーンが大きく距離を取った時にスラッシュが話かけてきた。


「ほう。前とは違うな。」

「俺も色々あったからな。」


 心の深層で得られた経験の結果なのだろうか。確かに以前よりも精密に力をコントロールできているように感じる。


「例え力が扱えるようになって多少はやるようだな。」


 スラッシュは余裕があるように振る舞う。


「今回はお前を倒すためにこの力を振おう!」

「そう上手くことが運ぶかな?」


 互いに構える。

 先に仕掛けたのはリボーンだった。強く地面を踏み込み、拳を振り上げる。

 飛び込んでくるリボーンに対して反撃をするように大太刀を構える。


『風魔一閃』

正義の盾(ジャスティスシールド)


 スラッシュの攻撃は突然現れる盾によって防がれる。

 内心、スラッシュは焦っていた。

 こうもあっさりと自分の『技』が消されることに。

 それに、リボーンは以前なら自分の『技』を繰り出すだけで自傷していたが、今回はそれがないようだ。厄介な相手だと感じていた。


 スラッシュは、前に戦った時にGUYコツがヒーローの力を引き出せるのは所詮一時的な物と考察していた。確かにヒーローの力は脅威だが、怪人の手に余るものだと思っていた。そのため、GUYコツが怪人のヒーローになれると分かっても、興味すらなかった。

 どうせ一時のもの。

 それにスラッシュの目的は吸血鬼の殲滅なのだから。


「我も見誤ったな。まさか、貴様が最後の壁になるとはな。以前は力に振り回されていた貴様が今は自分のもののように扱えるようになっているな。」

「それがどうした?」

「怪人の前に立ちふさがる。まるでヒーローだな。」

「まるで、ヒーローじゃない。俺はヒーローとしてここに立っている!」

「ヒーローか。忌々しい存在だ。お前が怪人協会に来た時に消すべきだったと後悔しているよ。」

「そうか。奇遇だな。俺もあの時、気を失った事を後悔しているよ。」


 少しだけ、スラッシュの頬がひくついた。すると、ギャラリーで見ていた部下に向かい声を荒げる。「おい!カブトンよ。ザンザザンをたたき起こしておけ。」

 そのスラッシュの声に応答するように返事が聞こえる。


「ここで貴様を討つ。より練度をあげるぞ!」


 スラッシュが叫ぶ。スラッシュの周囲に黒い靄が立ち込める。


『邪練風殺』


 黒い靄が刃に形を変えて、リボーンに迫りくる。


正義の拳(ジャスティスブロー)


 光を纏う拳で迫りくる黒い刃を叩き落す。

 しかし、その刃に気を取られ過ぎた。


「これが我の最大練度の一撃だ。『風魔一閃』!!!」


 スラッシュの大太刀から、空間を切り裂く斬撃が放たれる。


 その一撃をリボーンは『正義の盾(ジャスティスシールド)』で受け止める。

 衝撃までは吸収できず、吹き飛ばされて壁に激突してしまう。


「くそ……」


 リボーンは悪態をつくが、スラッシュの方はもっと悪態をつきたい気分だった。

 

(我の最大出力の一撃だぞ。ヒーローが怪人に対して強くなり、感情の高ぶりで強くなるとはいえを彼奴はなぜ防げる。何人ものヒーローを屠ってきた技だぞ。)


 少しづつだが戦況が劣勢に傾きつつあることをスラッシュは感じていた。

 額に汗がにじむ。

 そんなスラッシュ目掛けて、リボーンは手を前に突き出して、今持てる最強のカードを切った。


「スラッシュ!!!これが最後だ!!!」


正義の鉄槌(ジャスティスハンマー)!!!』


 辺りに大きな衝撃が走る。

いつも見て下さってありがとうございます!!!

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