vs 百獣怪人 万雷のライ雷オン part2
ライ雷オンは構えたまま、小さくを息を吐き出した。
息を吐き終えた時、天より雷撃が降り注ぎライ雷オンに直撃する。
破裂音と衝撃がリボーンを襲う。ライ雷オンの周囲に飛び散っていた破片が雷を帯びながら吹き飛ばされてきた。
顔を手で隠しながら、飛び散る破片をガードしながら、
「なっ!? 自爆!?」
っと、叫んだ。
明らかにそうとしか見えなかった。
怯んで隙を見せるわけにはいかない。リボーンは直ぐにライ雷オンに視線を向ける。
ライ雷オンは平然としていた。
それどころか、その雷撃はライ雷オンの体に帯電し、体中に雷の光が纏わっていた。
逆立った毛が戦闘モードに変わった事を意味しているように見える。
深く腰を落とし、口を鳴らす。
四足獣が獲物を狩るかような目をリボーンに向けている。
(来るか!?)
攻撃が来るという直感によりリボーンの体を反射的に動いた。
プレッシャーを受けている状態で反射的に動き始めてしまったため、後ろに下がる動作と横にずれる動作を同脳が体に伝える。
更に、目の前の敵にばかり集中してしたため、地面に転がる僅かな瓦礫片に気が付かなった。
結果、足元からバランスが崩れてしまった。
重力に成すすべなく、体が地面に落ちていく。
「あっ……」
その感嘆な言葉出るくらいあっけなく気が付いた時にその場に縺れるように倒れてしまっていた。
リボーンはまずいと思った。
(ばかやろう! なんでこんな時に? 起きないと。)
敵を視界から外し、力を入れようもない体制。
このまま上から抑え込まれてしまえば、何も出来ずに死ぬのみ。
戦いの緊張、レット&オレンシ、アンザイ、ライ雷オンと連戦に次ぐ連戦による疲れ、学生達を守るというミッション。
色んな物が重なっていた。
知らず知らずに、リボーン自身も力が入りすぎていたのだ。
――だが、倒れた事がリボーンを救うことになる。
普通なら戦いの最中に行う行動としては致命的なミスだ。
誰にも予想ができなかった。
それは、攻撃を仕掛けようとしたライ雷オンも同様だった。ライ雷オンが、体中に纏った雷撃を背中から翼のように大きく広げて、リボーンの向かって飛んだ瞬間の出来事だった。
横に広がる回避不能の攻撃。
雷撃の翼に触れた瞬間、感電は必須。触れたものを麻痺状態にする。
もしも麻痺状態になっていたら戦いは一方的になっていただろう。
抵抗もできずに死を待つのみだったはずだ。
そのはずだった。
あろうことかリボーンの避けた先は下。
この雷撃をまとった突進の唯一の逃げ道に回避をしたのだ。
リボーンの真上を閃光が迸った。




