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屍怪人 GUYコツの受難  作者: 恐竜列島
流れに抗う者
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相対する刻魔

 カズノコ学園跡地。更にその中心にある怪人達がライ雷オンとリボーンを囲み作られた輪の中。

 怪人達の注目は輪の中心にいる二人の怪人、ライ雷オンとリボーンに向けられいた。二人は静かに、それでも明確な殺意を持って相対している。


 息を呑むのも忘れてしまうほどの緊張感の中、この戦いを見ていた一人の怪人は思う。


(何故かGUYコツは戻ってきたのか?)


 さっきほど上空にヘリが大きく旋回したそれまでは建物の崩壊による砂煙が舞い散る中だった。視界は悪く、逃げようと思えば逃げられたはずだ。

 なのに、GUYコツは再びライ雷オンの前に姿を見せた。

 それは、ネオ怪人協会に所属する一般の怪人にとって理解できない事であった。

 ライ雷オンはネオ怪人協会の中で間違いなく最強の怪人である。直接、ライ雷オンの戦っている姿を見た事がなくても、怪人の強大な力を得た時にわかる。力を得たが故に自らの限界とライ雷オンの持つ力の差がどれだけ違いがあるのか、そのハードルが遥か高みある事が理解(わか)ってしてしまうのだ。

 これは逆に力を得たが故に起こる事である。同じ高みを目指して初めて先人の凄さを知る事に等しい。


 それに、ライ雷オンは怪人協会、ネオ怪人協会の中で絶対の地位を築いている怪人だ。当然、一般の怪人は近寄るどころでは無い。真正面から戦ってかなう道理は無い。

 それはこれまでの戦いで、周りを厭わぬ乱暴な戦い方をして周囲にダメージを与えていたライ雷オンにすら、止めようとしない怪人達の行動に顕著に出ている。

 どんな目に会おうと怪人達にはライ雷オンに立ち向かうという選択肢は無かった。

 それなのに、なぜGUYコツは立ち向かうのか、二人を見ていた怪人、怪人達にはそれが理解できなかった。


 だが一つわかることがある。

 それは、リボーンが来たお陰で、命が助かった事だ。

 先ほどまで、ライ雷オンは、身体が勝手に怯える程の怒号を含む咆哮でGUYコツを探していた。その体から迸る雷光により、何人もの怪人が黒焦げになってしまった。

 まるでこの場にいる全ての者、物、モノを壊す事すら厭わず、GUYコツを探していた。もしも、GUYコツが現れなければ、この場の全てがライ雷オンの手により壊されていただろう。

 GUYコツが出てきたことで、ライ雷オンの興味はそちらに移った。


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