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屍怪人 GUYコツの受難  作者: 恐竜列島
流れに抗う者
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戦いの舞台はそろい始める

 リボーンの放った一撃は、巨大な<正義の槌>を中心に大規模な広範囲に自信を引き起こした。

 ライ雷オンの登場から、ヒーロー達やGUYコツとの戦いによって既に校舎は外部から、わずかな刺激によっても破壊されてしまう状態になったいたのだ。

 そんな場所が自身の震源になると何が起きるのか?


 建物は地震による振動に耐えることができずにそのまま、崩壊していく。

 既に崩壊してしまった体育館はもとより、本校舎にもダメージが溜まりすぎていた。

 砂に返るかのように、瓦礫が積み重なっていく。


 ガラガラと崩れていく建物を見て、遠くで見ていたフェーンは感嘆の声を漏らした。


「おぉ、マジか……GUYコツの奴はここまで広範囲に高威力は技が出せるんだ。なるほどなぁ。正直舐めてたよ。でも、自傷ダメージもあるようだね。あの威力を連発されたらライ雷オンにも一矢報いることができたかも。もしやまだ隠し玉がある? そうなら面白くなってきた。」


 後ろからそんなため息を吐きながら、フェーンは声をかけられる。


「何やら悪い顔をしていますねぇ。私はこの学園の修理にどのくらい費用が掛かるか冷や汗ものですよぉ。本当に一部の施設以外は完全に壊されてしまったかもしれません……」


「学園は修理するの?」


「可能であれば。ヒーローと怪人の研究は必要な事ですからねぇ。学園って形式は非常に隠れ蓑に都合が良い。人知れず、ヒーローや怪人を研究できる場所はそうそうできる物ではないですからねぇ。人の野次馬精神は本当に面倒なものですから。」


「そう。そうであればそれで進めて良いよ。僕は別に企業の研究所でも変わらないと思うけどね。怪人のアジトも結構フロント企業の研究室を使ってるんだから。バレないと思うよ。」


「えぇ。それも考えたんですが、企業だと、子供は流石に呼びにくくなってしまいますからね。ヒーローは子供の方がなり易いって事があるものでして。」


「ふーん。そっか。ヒーローねぇ。面倒だね。さっさとさらっちゃえばいいのに。」


 フェーンはゼクスの説明に興味になさげに相槌を返して、直ぐに崩壊する建物に視線を戻す。

 粉塵が立ち込めて見にくいなら、ライ雷オンとGUYコツを探すためだ。

 必死にのぞき込み叩きの行方を見ようとしているようだ。

 

「あ、あのっ! フェーン様。」


 そんなフェーンに後ろからおずおずと声を挟んできたのはキュエだった。


「何?」


 探索を邪魔され、不機嫌になったフェーンは振り返る。


 一点の方を指差しながら、見てほしい意図を伝えている。

 フェーンは誘導されるようにキュエの指差す方を見た。


「日光が指し込んでいる?」

  

 この学園に降り積もった季節外れの雪。それは、オレンシの能力によるものだ。

 GUYコツとの戦いに敗れてから雪自体は降りやんでいた。

 そして、この学園を中心に閉じた環境になるように迷いの霧をあたりに振りまいていたのは、別の怪人の仕業だ。

 能力が強力であるがゆえ、戦闘能力はそこまでではない。

 フェーンは状況を分析する。


(あの崩れた建物のどこかに潜んでいた奴がそのまま、倒壊に巻き込まれる形でやられてしまった。ってところかな。うーん。ちょっとまずいかな?)


 光が差し込んだ。 

 それが意味することは、外との境界が交わったという事に他ならない。

 雪と靄が消えたという事は、今、ここは開かれた空間になったという事だ。


 空中から、爆音をまき散らしながらヘリコプターが聞こえてくる。

 ヘリコプターは残っていた靄や粉塵を吹き飛ばして辺りを一帯を見やすくした。

 ヘリコプターからカメラを構えたカメラマンが下の状況を鮮明に映し出した。

 カズノコ学校を覆う靄が晴れた事で、そこで起きている事を知ることになる。

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