vs 契約怪人 離反のアンザイ Part3
GUYコツは敵を壁にして、銃弾の雨を突き進んだ。
「うおおおおお!!!!」
GUyコツの叫びには、自身を鼓舞をする他に仲間をものせずに攻撃を続ける敵への怒りも込められていた。
銃を撃ち続ける怪人の目と鼻の先に辿りついたGUYコツは、そいつ目掛けて壁にしていた怪人を放り投げた。
銃口をGUYコツに向けられているが、怪人どうしがもつれ合い攻撃はない。
その隙をついて、ダッシュで肉薄し攻撃を仕掛ける。
GUYコツの攻撃に対して防御や回避の類は一切ない。
あっけなく一方的に倒すことができてしまった。武器を取り上げて遠くに投げ捨てる。
一つ、GUYコツにはどうしても許せないことがあった。
GUYコツは敵の胸倉を掴み上げる。
「俺がお前たちの仲間を壁にして突進している時に攻撃を止めなかった!?」
無論、戦い中で起きたことだ。GUYコツの問い詰めは検討違いではある。
「……」
返事はない。
それどこから見られている感じしない。
仮面の中でそっぽを向いているようだ。
「仮面を取ってちゃんと話やがれ。」
GUYコツは敵の鉄仮面を無理やり引きはがした。
その隠れていた顔を見てGUYコツは敵を投げ飛ばした。
「なっ、なんだ。お前……なんで顔が無いんだ!?」
鉄仮面の中は黒く焼きつぶされていた。
生きているのが不思議なくらいだ。爛れて溶けた顔はまるで生き物とは思えない。
気味悪さを払拭できずにGUYコツは遠くに座るアンザイの方に向かう。
GUYUコツが近づくとアンザイは拍手をしながら、小馬鹿にした言い方で「おーおー、頑張っているなぁ。」と言った。
拍手をしながら、アンザイの呑気な声で上げた。
「部下がやられて丸裸になったのに、随分と呑気なもんだな。次はお前の番だ。」
「怖い怖い。ただ、お前はどうやっても俺には敵わないからな。んー? どうするんだな?」
GUYコツにまだ策はない。
GUコツは歯を食いしばり、アンザイを睨みつける。
「それにしても役に立たない奴らだったな。たった一人にやられるなんて。」
それはあの鉄仮面の三人に向けられた言葉だと察した。
「良く戦った仲間をそうも無下にできるな。あいつらは一体何なんだ? 鉄仮面の下に顔がなかったぞ。」
「なはは。仮面の下を見たのか? グロかったろう? まぁ、肉体も心も俺が貰ったから今はゾンビみたいものなんだな。」
「どういうことだ?」
「以前、あいつらは俺との約束を破った。契約違反。だから、俺の命令に百従うように動いているだけなんだな。」
GUYコツはロボットみたいな動きをしていると感じたのは、そういう命令がされていたからなのだろう。
「どんな契約ってやつだ?」
「んー、なんだったかな? 確か、竜の血を持ってこいとかそんな感じだったかな?」
「この世界に竜がいるのか? 怪人とかヒーローとかいるくらいだからいるのか?」
「さぁ? いるんじゃないかな?」
アンザイの返答はGUYコツの質問に返していない。
とぼけて隠すような言い方ではなない。本当に知らない奴の反応だ。
「つまり、お前は無茶難題を吹っかけて、無理やり言うことを聞かせていたって事か?」
「なはは。流石にそんな酷いことはしないんだな。だが、何はともあれ、一度結んだ契約は絶対なんだな。それが例え軽い口約束であったとしても。あいつらは俺と何かの契約を結んだ。でも、それを破った。だから――」「黙れ!!!」
GUYコツは理解した。
アンザイ、こいつは邪悪だ。
「お前の我儘はもうごめんだ。俺が出会ってきた怪人の中でもお前がと飛びぬけて醜悪だということは良く分かった。その汚い口を開くな。」
「流石に温厚な俺でも流石に言われたらキレっちまうよ。」
アンザイはドスの効かせた言葉で威圧してきた。




