vs 契約怪人 離反のアンザイ
「攻撃が効かない……だと……」
「そうお前の行動はすべてが無意味。あきらめるんだな。呪うなら自分の軽率さを恨むんだな。」
アンザイがそうGUYコツに告げた時、急にGUYコツ向けて視線を周囲から感じた。
「そうそう。実は俺はお前を逃がす気もないんだな。」
ぱちんっ!
アンザイが指をはじく。
その合図によって三人の怪人が部屋の中に現れた。筋骨隆々の鍛えられた体に武装をしている姿を見て戦闘に特化していることは直ぐにわかった。
それが三体。
GUYコツが一気に不利な立場に置かれたことは火を見るよりも明らかだ。
「こいつらは俺の部下なんだな。平和主義の俺だが、どうしても暴力は必要になることは多々あるんだな。その時、ちょっとなかり乱暴な事を頼むときに重宝しているんだな。」
三人の顔は鉄仮面に覆われていて表情を読むことはできない。
しかし、無機質な視線に無言の態度には違和感を少しだけ感じた。
「それじゃ何か? 俺を嵌めるためにわざわざこっちに移動してきたって訳か。」
「なはは。その通り。」
GUYコツは歯を噛みしめる。
最初からアンザイの都合のいい様に誘導されていたのだと気が付いたのだ。
口車に乗り、戦いを避けたのは最悪の選択肢だった。
「さぁお前たち、GUYコツを捕らえよ。」
アンザイは命じると、三体の怪人はまるで示し合わせたかのように列を作りGUYコツに向かってくる。
一体目が槍を取り出してGUYコツに向かって突き出してきた。
ただ突き出すだけの単調な槍術だ。
(見た目だけか?)
GUYコツはその攻撃を回避をすると、その後ろから剣を持った二体目がジャンプで一体目を飛び越えてGUUコツを振りかざす。
回避をしたばかりで態勢はバランスを欠いている状態だ。
それでも僅かな弛緩を利用して無理やり切っ先を避けた。
体が無茶な動きについてこれず尻もちをついてしまった。
銃を構えた三体目がGUYコツの視界に映る。
その銃口はまっすぐにこちらを捕らえている。
BANG!!!
放たれた銃弾を回避する術はない。
「ぐあああああああああ!!!」
足をやられた。GUYコツは痛みで叫び声をあげる。
しかし、痛みも酷いが、足の骨が破壊され起き上がることできなくなってしまった。
「くそっ……」
「なはは。いい眺めなんだな。」
アンザイは動けなくなったGUYコツを遠くの場所で眺めていた。




