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HUNTER FUNG

ガヤガヤとにぎやかな一階から、階段を登り2階のいくつかある小部屋の1つの部屋にロビーという男が入って言った。

「失礼します」

ロビーが部屋に入って数分…

ガシャンとものすごい勢いで扉を開けて、バタバタとあわただしく廊下を走り去り、ガタガタと階段を駆け下りて、カウンターテーブルで寝ている男の人の元に走って言った。

「シュルスさん、起きてください。」

とロビーは揺すりながら、寝ている男を起こした。

「ふぁなんだい」

顎回りに髭をはやし、皮膚も日焼けしていて色黒く、数ミリの髪をはやし、シュルスって男は言いながら起きた。

「大変です。ダルフさんが見当たりません」

「なんだと」

とは寝起き顔から一転して慌て出した。

「なぜ早く言わない」

「私も様子を見に行ったら、いなかったのです」

「ふぁどうしたのですか。慌ただしい」

と青年があくびをしながらこちらに近寄ってきた。

「おぉ、ジットか。ヤバイぞ、ダルフがいなくなった。」

「へぇ、どうせ旅に行ったんじゃない」

と頭をかきながら言った。

「え、えぇ置き手紙があって」

「何、なぜそれを早く言わない」

「いや、言う前に事が、アィッタ」

とシュルスはロビーの頭を殴り、紙をとってテーブルに置いた。

そこには(旅に行ってきます。

シュルスさん後を頼みます)と書かれていた。

「ちぃ、くそったれ」

と言ってシュルスは外へと歩いて行った。

「またダルフさんの旅か。一緒に連れていって貰いたかったな」

とジットはダルフの旅をうらやましそうに言った。

「そういえば、ジットさんってほぼこのHUNTER FUNGの初期メンバーでしたよね。それなら一緒に旅していたのでは」とロビーは聞いた。

「いやぁそれが俺はまだお前よりも若くてまだガキンチョで旅に行けなかったのよ」

「そうなんですか」

「何、後輩いじめているの」と女性が声を駆けてきた。

「何だよ、セラ。いじめてないねぇよ」

「セラさんはダルフさんと旅をしていたのですか」

とロビーはセラに聞いた。

「私も一緒には旅をしたことはないの」

「そうなんですか、すみません」

ロビーは落ち込みながら、二人を後にして歩き去ろうとしていた。

「でも、ロビー。ダルフさんの話を聞きたい」

「はい、でも、旅をしたことはないって」

「ハルさんっているでしょ」

「はい」

「ハルさんはダルフさんと一緒に旅をして、このギルドを作ったメンバーなのよ、その人から聞いた旅のはね…」

ダルフさんの話が始まった。