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幻の夏祭り  作者: 皐月 満
鳥居へ
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もう一人の少年


着いた時にはまばらだった露店も、中心部に近づくにつれ増えていき、今やどこを見ても、露店、露店、露店だ。


買ったばかりのラムネの栓を開けると、中身がプシューと音を立てて溢れ、思わずうわっと声を上げてしまった。


その後もヨーヨー釣り、りんご飴を食べたりクラスメイトに会ったりして割と楽しく暇を潰せた。


しかし、今日のお祭りの真の目的は、ヨーヨーを釣ることでもりんご飴を食べることでもクラスメイトに会う為でもない。


「健はどこに来るんだよ……」


健を探しながら露店を回るものの、あの姿はどこにもない。ちょっと背の低いつんつん頭が見えやしないかと坂に登ったりもしたが、つんつん頭のつんすら見えなかった。


「どうするかな……」


途方にくれて大通りに立ち止まった時、後ろから声がした。

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