表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻の夏祭り  作者: 皐月 満
墓参り
29/100

蕎麦屋

駅近くの手頃な蕎麦屋に入り、私と晃太は席に着いた。


お品書きを見ながら、晃太はまたもうちわをぱたぱた扇いでいた。


「なんか、お祭りの宣伝してるみたいだね」


定員を呼んでから、私は晃太のうちわを指した。晃太がうちわを見て苦笑する。そうこうしているうちに、


「ご注文は?」


と声がした。


晃太が、お先に、という仕草をする。私は分かった、と頷いた。


「ざるそば一つ」


向かいで晃太が手をあげる。


「あ、もう一つお願いします」


なんだ、同じだったのか。私は「以上で」と言って注文を終え、出されたお冷を一気に飲み干した。もう朝御飯からずっと水分を摂っていなかったため、十分に冷やされた水は喉に甘かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ