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幻の夏祭り  作者: 皐月 満
交差点へ
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三文字の一言

「なんなの、あいつ」


不満げに呟く私に、晃太が口を開く。


「実結、あのさ……」


ん? と、私は首を傾げた。はっきりとものを言う晃太が言葉を濁すのは、何か、大切なことを言いたい時だ。


「行こう」


晃太はゆっくりと言った。そして、私を見つめた。


え?


行くって……?


「どこに」


わけが分からない。


……いや、解りたくない。


だって、私が今、行かなきゃいけないところなんて一つしかない。


言わないで。お願い。


けれど、晃太は口を開いた。


「交差点」

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