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エピローグ
除夜の鐘がなった。
「あけましておめでとうございます」
三人同時に挨拶をした。
そして、開かずの扉が開いた。
「みんなあけましておめでとう」
扉から出てきたのは西園寺だった。
「僕が用意した遊びはどうだった」
僕たちは立ち上がり西園寺をボコボコにした。
「そんなことより、長谷部はどうした」
石田が西園寺の背中にのりキャメルクラッチをしながら聞いた。
「長谷部なら今こっちに向かっているよ。あそことここは少し離れているからね」
「なんでこんなことを」
「いつも君たちに負けているからね。ここで一発ぶちかましてみようと思ってね」
石田がキャメルクラッチをきつくする。
その時、僕たちが来た穴から一人の男が帰還してきた。
「西園寺こらてめー」
長谷部は西園寺をボコボコにすると。
そばを食いだした。
これで僕たちの年末から年始にかけての戦争が本当に終わった。