No.4
ディアブールがチェリーに転生してからも言うもの、チェリーの取り巻き達からネージュを守るようになった。チェリーの取り巻き達は何故心変わりしたのかと校舎裏でディアブールに問う。
「どういうことですの?!」
「あの平民を庇うなんて!チェリー様らしくありませんわ!」
「そうです!何故なのですの!?」
ディアブールは重い口を開けた。
「いじめなど、この我がすることではない!そう考えなおしたのだ!!」
「「「?!」」」
ディアブールの口調と威厳から言葉は重みを持った。
「……で、ですが……」
「くどい!この我を愚弄する気か!?」
「そ、そう言うわけでは……」
「分かったらネージュへのいじめをやめろ!いいな?」
「……はい。」
こうしてディアブールはネージュへのいじめを止める事に成功した。それを影から見守る人が1人。
「……チェリー様。」
「!?平民!?何故ここに?!」
取り巻きの1人が声をあげた。
「チェリー様、ありがとうございます。でも、どうしてですか?」
「お前を守りたい!お前は我の推しだからだ!!」
「「「「?!」」」」
その場にいた全員が絶句した。ネージュが口を開く。
「推し?」
「そうだ!我に取ってのアイドルなのだ!」
「……チェリー様、いえ、貴方は、誰ですか?」
「……我、いや、私はチェリーだ、ですわ。」
「嘘をつかないでください!話し方が違います!」
「……ネージュ、これだけは知っておいてほしい。」
「?」
「我はお前を愛していると!」
「へ?」
「「「?!」」」