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今度からは迷惑をかけないでいこう!某二人の思い

遅くなりました

美春視点


「「「おりゃああああああああああああああああ!」」」

 私達3人は雄叫び上げて敵軍を薙ぎ払っいながら進んでいった。

 森を抜けた私達の前には敵軍が整列していた。後ろ姿で。

 森林でのいざこざは敵軍にそれが到着する前に来れたのか、それともいざこざは伝わっているが気にするほどのことでないのかのどちらかだろう。

「まぁどっちでもいいか。さっさと行こう」

 そう言いながら、私達は敵軍に奇襲、混乱を立て直させる暇を与えずに八雲のもとに向けて突っ切ることにした。。幸い場所は間違えない、八雲の気配、魔力を感じるし、何より敵軍が八雲を囲むように布陣しているから、中心に向かえばいいだけだし。

「美春!10時方向から騎兵多数!」

「転ばす!援護!」

「はい!」

 私達はそれぞれ役割を決めて進んでいた。

 索敵、防御を荒太、補助、近距離攻撃をアシュラちゃん、妨害、中遠距離を私と割り振ってだ。それにより驚異的な速度で突っ切れることができる。

「左から重装兵!」

「速度鈍らせる!」

「足潰します!」

 それに意思疎通を念話でなく口頭で伝えるようにしている。これは念話で行うと阻害されら、念話は頭で考えたことが全部送られてしまうから迷ったとき混乱してしまうからやらないと決めた。

 口頭なら確実だ、戦闘音で聞こえないかもしれないが、それは迷っているのだと解釈すると事前に決めている。だから迷わない。

「おらぁああああああああああああ!」

「しゃらぁあああああああああああああ!」

「うぉおおおおおおおおおおおおお!」

 雄叫びが戦場に木霊させる。そうすれば敵はこっちに来るし八雲が安全になる。これくらいなら八雲は負けないけど、負ける可能性は無くしておかないといけない。

「6時!騎馬兵!」

「腐食させる!穿け!」

「投擲します!」

 私は迫る騎馬の走ってくるルートを見極めて、踏み抜く場所の地面を腐食させて、そこを踏み抜いた騎馬が前のめりにつんのめり兵を投げ飛ばされる。そこにアシュラちゃんが投擲した槍が貫いていく。

「進め荒太!」

「おう!」

 騎馬兵の脚が止まったのをわかった私は荒太に指示した。それに応えるように荒太が敵兵を吹き飛ばして道を作っていく。

「敵陣中央!」

「スピード落とすなっ!」

「後方迫ってきます!」

 アシュラちゃんが警告を発する。視線を向けると槍兵が突っ込んてくるのが見えた。

「来させるか!」

 剣に魔力を膨大に纏わせると思いっきり凪いだ。後方一帯に敵兵がいなくなった。

 中央から少し進んだ私達の眼にドーム状の魔力が見えた。

「見えた!」

「転移を使う!重点防御!」

「「了解!」」

 あらかじめ決めていたこと、八雲の居場所が見えたところで、私が転移魔法の構築にかかり、2人が防御にまわる。

「転移まで3、2、1、転移!」

「そりゃ!」

「はい!」

 合図とともに2人が私に近寄り、それと同時に転移魔法が発動。私達が見えたドーム状の魔力に向けて転移した。ドームは魔法を弾く性質があったのか、ドームの中に入れずにその前で弾かれる。

「とと、八雲来たよ!今すぐ開けろ!」

「…………ちょっと八雲?早くしてくんない?」

「八雲早く!敵来てる!アシュラちゃんからも何かいっ……て……え?」

 振り向いたらそこにアシュラちゃんが居なくて後ろから声が聞こえた。

「ミハル様!アラタ様!私はこっちです!」

「「いつの間に!?」」

 いつの間にかアシュラちゃんだけ中にいた。なぜ?

「……私達だけ弾いたわね八雲!入れなさい!敵来てるんだから入れなさい!入れて…キタキタキタキタ!はやく!」

「うぉおおおおおおおおいっ!はやくはやくはやく!くるくるくるくるキタキタキタキタ!きた!」

 全然入れてくれない八雲にはもうかまわずに構える。

「「八雲のアホォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」」

 涙目になりながら迎撃していく。さっきまでくらっていた周囲からの波状攻撃とは違い、後方には障壁があるから気にすることをせず、前方のみに集中して対応できる。

「2時方面から弓矢!3時から槍兵が接近!」

「9時から12時、槍兵が突進してくる!」

「「交代!」」

 私達は接近する敵の配役を聞いてすぐに、場所を交換することを決めた。1種類の敵を相手するなら荒太、複数種類なら私が得意だからだ。

「落とせ“風刃”!断ち切れ“炎刃”!」

「吹き飛ばせ“風雷”!」

 私は飛んでくる矢を落とすために風の刃を、迫る槍を溶かすほどの熱量を纏わせた刃を振り下ろした。

 荒太は構えた槍の穂先に風と雷を纏わせ、およそ槍の扱い方とは異なる構え、槍の石突部分を握り、突くでも薙ぐでもなく、ただただ振り回すだけ構え、その構えのように回転する荒太。

 私が攻撃したことで迫る矢が弾かれて落ち、迫る槍は半ばまで溶解、第2の刃で兵諸共両断した。

 荒太はぶん回し、それにより雷で痺れて動けないところに風で飛ばされる、飛ばされなければ穂先で斬り裂いていった。

 でもそんなことをしているとと、私の方はうち漏らす矢と、捌ききれない槍が出てきて、荒太はただただ回転しているので気持ち悪くなってきていた。

「うおっとあぶない!こっちも……ちょっ……危なっ!」

「………………うぉえっ!気持ち悪っ!」

 それに追い打ちをかけるように増援が加わってきてピンチのピンチ。大ピンチになってきた。

「ヤバヤバ、これ以上は洒落にならない!」

「まぁ罰と思えば妥当かもな」

「ははっ!ちがいなっ、わぁ!?」

「ううぉおっ!?なんだぁ?!?」

 私達が背中合わせに話していると、いきなり肩を掴まれて障壁側に引っ張られた。そのまま障壁にぶつかることなく中に吸い込まれていく。

「わぁあああああああ!」

「どぅわぁあああああああ!」

 いきなりのことで受け身も取れずに地面に倒れ込む。

「イタタタタタぁーー。いきなりだからびっくりしちゃったよ」

「イチチッ、クッションくらいあってもいいとおもうぞ俺としては」

「お前らにはこれくらいで十分だ」

「「ブウブウー」」

「文句は聞かん!元々お前らの素行のせいだと心がけろ」

「「はーい」」

 八雲の言葉に私達は渋々承諾した。

 でもこれで私達はあの危機的状況からの集結をすることができた。

これからもよろしくお願いいたします

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