水公国との戦闘
遅くなりました
俺は水の公国の勇者達を見ながらとりあえず訪ねた。
「一応尋ねるぞ?この場所に何故いて、なにしに俺達の前に現れて、なんで俺達に攻撃してきた?」
「そんなものは決まっている!貴様らが悪だから我等が成敗する!」
何やら意味不明なことを言い出すリーダーらしき眼鏡君。その眼鏡君の物言いに困惑するサンちゃん。
「どうゆうことですか?私達が何をしたと言うんですか?」
「何をしただと?」
サンちゃんの問いかけに、額に青筋を浮かべて魔力をほとばしながら怒りに声を上げる眼鏡君。
「しらばっくれるな!貴様らは罪もなき村々から理不尽な重税を貸して、払えなければ若い村人を奴隷として売り払い、金に変え、毎夜無駄に使い潰しているではないか!」
「「…………ん?」」
またしても意味不明なことを言い出したことに俺とサンちゃんは驚きを通り越して、呆れも通り越して疑問が浮かんで首を傾げた。
「おいサンちゃん。そんなことが俺達の目を逃れて起きているのか?それこそ週一で抜き打ちの調査をしているとこの国が?」
「そうですね。賄賂で買収されているとしても、人員は毎回変えているのでその全員を買収するなんて不可能です」
「だよな。でもそんなことが行われているとこなんて……絞れるんじゃないか」
「そのようです。なので今すぐに王城に向かいたいのですが」
「よし、了解した」
「何をコソコソしている!いい加減己の無知蒙昧差を痛感したまえ!そして犠牲となった者たちに謝罪を」
「我が呼び声に答えよ“サモン・ウルフ”」
眼鏡君が喚く中俺はサンちゃんの足元に魔法陣を浮かばせてそこから契約している魔物を召喚した。
召喚した魔物はウルフ系のシャドウウルフ。以前行った迷宮で戦ったとき仲間だったらいいなと思ったので戦争が始まる前に夜走り回って見つけていた。
「よしいけ!」
「ウォオンッ!」
「あとは頼みましたわぁああああああああ!」
シャドウウルフに跨ったサンちゃんが声を震わせながら去っていく。
それに慌てる水の公国組が武器を構えて魔法を展開するが、そこに俺が割り込む。
「やらせないよ?」
「くっ!そこを退け!」
「はいそうですかと退くわけ無いだろ?馬鹿なのか?」
そう言ったら眼鏡君から怒気が膨れ上がった。
「馬鹿と……言うなぁあああああああああああああああああああああああ!!」
何やら琴線に触れてしまったようだが、俺は更に挑発する。
「あぁ?馬鹿に馬鹿と言って何が悪いんだ?あぁそっか、馬鹿だからこんなこと言ってもわからんか。ならもう何も言わないわ」
「ああああああああああ!それ以上何も言うんじゃねぇええええええええええええええええ!」
眼鏡君が腰から剣を引き抜いて俺に斬りかかってくる。でも大振りの大雑把な攻撃なので楽々と避けようとしてやめた。
眼鏡君は錯乱しているが他のメンバーは冷静にこちらを観察して、すぐに飛び出せる態勢を取っていたので、俺はあえて避けずに待ち、眼鏡君で俺の身体を隠すようにしていた。
「ちっ、回り込め!」
リーダーらしき奴が指示を出すと左右に展開していく。その対応の速さにリーダー君が優秀な奴だということがわかる。
「ああああああああああああああああああああ!!」
それに加えてこの眼鏡君は、ただ喚き散らしながら剣を振り回すだけ。なにか考えがあって、作戦をねって攻撃しているのかと思ったのだがそんなこともない。
だが周りはいつでも援護、追撃、逃走を潰してしている、その動きに無駄がなさすぎる。
(どうするか。こいつに関して言えば抑え込んでもいいが、そんなときに攻撃されたら間抜け過ぎる。だったら……)
俺は眼鏡君が大振りで振ってきたところをギリギリで避けて、目の前を通り過ぎる手首を掴み、なるべく距離が近い周りの方に投げ飛ばした。
「うぉおおおおおおおああああああああああああああ!」
叫び声を上げて、しかも手足を大きく広げて、更にバタつかせながら飛んでいく眼鏡君。
そして飛んでいく方向には他と違って間隔が近い二人がいた。まぁそれを確認して俺が投げたんだが。
そして俺は眼鏡君を飛ばした方向とは逆にいる奴らの方向に走り……出さずに、眼鏡君の方に走り出した。
「なにっ!?」
予想外の事に眼鏡君を避けた奴が驚きに眼を見張る。その間に接近した俺は拳を腹にめり込ませた。
「がぽぉっ!」
手加減が出来なくて空に飛び上がらせてしまったけど、そんなことは気にせず、次に行く。
今度は運悪く眼鏡君を受け止めてしまった奴の後ろに回り込む。回り込まれた奴は未だに眼鏡君を抱えたままどうするか困惑してしまい、固まっている。回り込んだ俺は腰を落として、相手の腰に腕を回して締めると、バックドロップを決めた。
相手はほぼほぼ犬神家化、だけど眼鏡君は落とさないで抱えたままだ。それはすごい。
「同時に行く!」
「おう!」
そうこうしていると後ろから迫ってくる2人が左右から来る。
俺は片方に落ちてる剣を蹴飛ばす。回転しながら飛来する剣を身を屈めて避けるけど、屈んだところに俺は踵落としを脳天に落とした。
「やめっ」
「やめねぇよ」
恐怖に怯える顔を尻目に踵落としを落とす。
「きさまっ!」
それを見ていたもう1人が鬼の形相で剣を振るってくる。それを上体を反らして避ける。そして風魔法で相手を吹き飛ばす。
「うおっお!」
たたらを踏むも、なんとか踏みとどまる。
そんな身を屈めたところに掌底で胸を打ち抜く。
「がっ!」
悶絶して倒れ込む。
「ふぅー。これでなんとかなったか。あと潜伏しているやつは……いないか。なら早く王都に戻らないとな」
俺は王都に向けた走り出した。森の中半で落とされたので以外と森を抜けるのに時間がかかってしまった。
森を抜けるとそこに敵軍はなく、王都の近くにまで押し込まれていた。
「まっず!」
急いで向かう。近くまで行くと最後尾に見つかってしまうので、遮断系のスキルを使って大きく迂回しながら丘経由で近づく。
「王都の近くまで来ているが……中には押し込まれていないな。それになにか王都全体が障壁で守られているから……俺どうやって入ろ?」
何やら軍以前の問題が噴出してきた。それからしばしば木の陰で悩むことになった。
もうちょい早く書けるようにしたいです




