表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

犯罪予備軍

作者: 豆輔

"殺したい"

その言葉が自分を闇の方へと追い込んでいった。


きっと十数年間生きていれば誰しも一度くらいは考えることなんじゃないのか

ぶん殴りたい、死ねばいいのに

声に出して言わなくても思うことくらいはあるだろう


一度も思ったことがない人は、たぶんどこかおかしい人か神様に選ばれた人なんじゃないだろうか


人は愚かな生き物


誰が最初に言ったかは知らないが、そう思うようになってきた


殺したいと思うのは愚かだからだと

きっと人間だからこういう感情があるのだと言い訳している自分がいた




「お前ほんとミスばっかりだよな。少しは考えたら?」

上司は呆れたように言ってすぐに去っていった


会社は中小企業の自動車部品工場

仕事内容はいたって簡単、物を機械にセットして起動レバーを叩き、機械で加工され終わった物を次の機械へと運んでの繰り返しをして製品へと加工されていく


あと数年したら人がやらなくてもいい仕事だろう


そんなつまらない仕事をしながら黒い感情と私は戦っていた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ