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軽くフィクション・飛  作者: 高岸げひら
4/5

(スキージャンプ・飯野佳那)

 偶然に見えていたけど、よく見ると必然ってこと、結構あると思う。


 私はリスクが嫌い。だから、成りゆきで始めたスキージャンプというこの競技という選択は、他のウインタースポーツと比べれば、いちばん私に合っていた、と思う。

 スキー板を履いてゲレンデを滑る時、私にとってのリスクは、ターンという作業。せっかく乗せてきたスピードを一回抑えて、力の向かう方向を変える作業。バランスを崩しやすいし、大げさに言えば、またスピードを1から作らないといけない。

 だから、私はチョッカるのが好きで。あれ、チョッカるって方言?いわゆる直滑降のことね。

 ピシッと一面ピステが入って整備された、コブのない、まっ平らな一枚バーン。それが私の大好物。モーグルに命かけてるゴウ君たちには悪いけど、コブも苦手、というかむしろ嫌い。だって体勢崩すだけのリスクの塊にしか思えないし。

 本当、一枚バーンであれば、どんなに傾斜がキツくても、チョッカれれば、いけると思う。ゲレンデの下にランディングゾーンは作っておいて欲しいけど。

 スピードは怖くないけど、リスクは極力排除したい。だから、助走にターンもコブもないスキージャンプは、私に合ってるんだよ。

 これ、プロ意識って言うのかな。

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