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閉じた心(プロローグ)
私は…
去年の夏の事だ…
僕は…
去年の夏の頃…
闇の刺客によって…
大切なものを失った…
私は部屋から出る事も出来ない…
僕は闇の力に目覚めた…
そんな2人の義兄妹は…
1年の月日を経て…
なお、傷は癒えぬ…
こんな日々がいつか終われば良いのに…
僕は1516歳だ…
「俺の闇の右眼が疼く…奴らが近い…」
私は13歳か…
「でも、もう帰って来ない…」
そんな義兄妹は…
今日も2人きりになった屋根の下で…
一つ屋根の下で別々に過ごしていた…
これはそんな義兄妹の日常のお話…
引き篭もりの私と中二病の僕のごく普通の日常…
次回から本編です。
これからも閉じた世界をよろしくお願いします