女神様からの使命
こんにちは 月下夜です。
現在、自称女神様に拘束されています…………なぜか拘束されています………なんで………なんで………どうして………わからない………わからない
「あの~夜さ~ん 聞こえてますか~」
目が笑ってない………
慈悲深くない…………
あと……………胸もない………貧乳
「それでは夜さん♪ 爪の間に針入れますね~ うふふ♪」
あの女神様、その手に持っているものは何でしょうか。
「いやいや、ちょっと、ちょっと待て~!!!!」
この女神本気だ。冗談抜きで本気で爪の間に針を刺そうとしている………
「大丈夫です♪ 大丈夫です♪ 痛いのは最初だけですよ~
すぐに気持ち良~くなりますよ~」
「ごめんなさい!ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! 許してください!」
爪の間に針を刺されるなんて、絶対に回避しなければ!
俺はもうプライドなんて捨てた!
この自称女神様は誘拐犯なんかじゃない!
………………サイコパスです(泣)
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は~い こんにちは♪ みんなの夜さんだよ♪
女神様との楽しい楽しいOHANASIAIが終わった後、女神様が真剣な顔になった。
なんだろう、先ほどと雰囲気が違うな…………冗談は終わりみたいな感じがする…………
「夜くん、君はね~死んだんだよ~
しかも~夜くんが自分で 自らの手で~ 自殺したんだよ~」
とか、とんでもないことを急に言われました(笑)
…………うん、ありえないよね!
………ありえないはず!!
……ありえないよね?
….あれ、そういえば
…卒論とか就職活動が嫌になって……………
「その通り♪ 自殺したんだよ~」
「そーか俺、練炭焚いて自殺したんだった………
まぁ天涯孤独だったし、嫌なことから逃げれてよかったのかな………」
「やっと、落ち着いてくれたね♪ 夜くん
それじゃ~ 単刀直入にお願いするね~ 異世界に行って♪」
…………………え、マジで
これって、チート貰って異世界で無双できるってこと!
異世界で悠々自適にスローライフ!!
美少女とウフフ ムフフし放題!!!
俺の美少女ハーレムの夢が!!!!
これは異世界に行くしかない!!!!!
「は、はい異世界に行きます。
あ、でも勇者になって魔王討伐とか何か大きな使命があるの?」
さすがに魔王と戦えと言われても…………正直面倒だ
「うん、夜くん 君に任せる使命はね~ 異世界で私を崇め奉ることだよ♪ えっへん」
…………えっ
…………..なに言っているんだろ
……………あと、えっへんて胸をはられても貧乳……げっふん げっふん
「え~と意味がわからないんだけど」
今、自分を崇め奉れとか言わなかったか……聞きまがいだろうか………
「だ~か~ら異世界に行って、私を崇め奉るのが使命だよ!」
うん、聞き間違いじゃない…………
「えっと、具体的には何をすれば」
「だ~か~ら! 世界に行って、私を崇め奉ることが使命だって!」
うん、なんかこいつ駄女神なんじゃないかと思えてきた
まぁ~とりあえず、詳しい内容を聞かないとなぁ~
あと上手く言いくるめれば凄いチート貰えるかも………
「すいませんアイリス様、言い方が悪かったですね。なぜそのような使命を出そうと思ったのですか?」
ここは、敬語を使って女神様をいい気分にして、最高のチートを貰うぞ。
「ねぇ~夜くん、さっきと話し方違くないかな~
まぁ~その話し方の方が、崇められている感じで気分いいしね♪」
あ~この女神チョロイは~
よし、このまま拝み倒そう………
「それでアイリス様、使命の理由をうかがってもよろしいですか?」
「うん いいよ~ 使命の理由はね 他の神や女神が異世界転移とか~
異世界転生とかさせて 信仰されてるのを見て~ 羨ましいかったからだよ~」
………………やっぱり、こいつ駄女神だわ