序章~謎の夢~
今私は何処に居るのだろうか?
考えてみるが、まったく記憶になかった。
周りの景色を見てみる。
何処にも風景と呼べるものがなかった、
どういうこと?って聞かれても、私にも分からないそのままの意味だから、周りが全て真っ暗なんだから。
あまり記憶がない、出来る限りの思い出してみよう。
?????の記憶
確か私は、学校から帰ってきて普通に2階の部屋に戻り、荷物を置いて1階のリビングに行ったんだ。
リビングに行くと、いつもどうり3000円と、母からの置き手紙。
「???へ
今日も仕事が忙しくて
家に帰れそうにないので
3000円置いておきます。
これで御飯食べてください
母より。」
そんなかんじの内容だった気がする。
私は、そのお金を財布に入れて、出掛けたんだったかな?あまりそこら辺から覚えてないや。
結局、晩御飯はどうしたんだっただろうか?
コンビニで買ったような気がする。
......思い出した。
コンビニで、サラダと菓子パンを買って食べたんだった。
そのあとは普通にお風呂に入って、寝たんだった。
....ってことは此処は夢の中?
私は、頬をつねってみる。
「痛い」
痛みはある!?
夢の中じゃないのかな?
じゃあ此処はどこ!?
私が、そんなことを想った途端に
そこで、私の意識は切れた。
目が覚める。
私はすぐに周りを確認した。
いつもどうりの部屋だった。
「良かった、部屋の中だ。」
結局、あの世界は夢だったのだろうか?
「気にしても仕方ないよね」
私は自分に言い聞かすように呟き、下の階に降りた。