表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/42

ご存知でしょうか?

満月の光を浴びた者は狂気に駆られるのだそうですよ。

では、最初から月光を纏っているわたくしなぞは、どれほどの狂気を宿しているのでしょうね。

迷信? だと良いのですが。

でも、わたくしの擬態なぞ、既に正気の沙汰ではないでしょう? ……そういえば、父の髪の色も同じでしたね。

わたくし自身、時々ぞっとしてしまいます。もし、擬態がばれたらどうなるのか、いつまでこの擬態を続けなければならないのか、……などと考えてしまいますと、ね。


……ああ。

貴女の髪は、太陽の色、ですね。

それでしたら、陽の光で月の狂気を祓うことができるかもしれませんね。


ねぇ、ご存知ですか?

わたくしの擬態(うそ)を見破って、正面から指摘なさったのは、貴女が初めてなのですよ。

ですから、


わたくしの狂気(やみ)を祓えるのは、貴女だけなのですよ。

駆け落ち中のとある宿で、満月の夜に。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ