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金銭的農民
時機とツキに振り回され
過分に他人をうかがって
雨風いとわず朝から働き
毎月の収穫に感謝する
結局俺は農民だ
百年千年何代経っても
あくせく働き糊口する
金銭的農民に過ぎない
鍬も鋤も牛も田んぼも
資産らしきものは一つもなく
この身ばかりを頼りにし
時間を耕し金にするのだ
難しいことは考えず働く
唐変木でも生きていける
お上の取り立ては忌々しいが
いつの時代もそうだった
金銭的農民は気安い
不作とも飢饉とも無縁だ
そのうえ金は腐らない
金銭的農民は哀しい
広い田畑、揺れる稲穂、牛の声
俺には何もない、残せない




