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第1章:空っぽな日々に

初めましてMr.とな丸です!

この作品は、現実と異世界の狭間で主人公の皇奏汰が苦しみを乗り越えながら友情、恋、希望、に築き

父の謎を解き明かして行く物語です



第1章:空っぽな日々に


「まずいな……このままだと、敵の数が多すぎて街が破壊されるぞ!」


「諦めるな! まだ負けが決まったわけじゃない!」


「そんなの、言われなくても承知だよ!」


「リーリア! 君は重傷者に回復魔法を!」


「承知しました!」


「アレスは避難誘導を!」


「キャーッ!」


「しまった!」


 ある男は、とっさに少女を庇い――その体を貫かれた。


「おじさん……!」


「新田様!」


「新田!」


 血に染まりながらも、男はわずかに笑う。

 視界が揺らぐ中、彼は遠くにいる少年の姿を思い浮かべた。


「すまない、奏汰……俺は……お前を……守れなかった……でもな……」


 かすれた声が、微かに届く。


「――お前を、愛してる。」


「新田様? 新田様!?」


 ――二月六日。

 母のお葬式は、寒さに震えながら行われた。

 暗くにじんだ空。雨が、人の声を遮る。


「この度は、ご愁傷さまです。私は、あなたのお母さまには大変お世話になりました。

 何かあれば、どうか遠慮せずお声をかけてください。それでは。」


 父はすでに、俺を捨ててどこかへ姿を消した。

 俺は生まれつき右目が青い。毎日いじめられる日々。

 苦しみも、悲しみも、当たり前のように積み重なっていった。

 そんな俺を、いつも優しくしてくれたのが母だった。


「おい、ガキ、今、肩ぶつかったんだけど」


「……」


「おい! 聞いてんのか! ちっ、こいつの顔変形しちまえ」


 何も感じない。何も思わない。何も――。


「信じない。」


「ここで終われば……ここから飛び降りれば……」


足が震え、胸の奥から心臓が鳴り響く


「ニャー」


右のほうから何かが聞こえ振り向くと、そこには二匹の捨て猫が箱の中に入っていた


「お前たちも帰る場所がないのか」


その時バックの中を見ると食べ残したパンが入っていた


「ほら」


パンをあげたその瞬間


「ニャ」


「おい、その石は……」


父から貰った青い石を盗まれてしまった。しばらく追いかけると、いきなり横から怪しい老人に声をかけられた。


「おい、そこの少年、ずいぶんと酷い姿じゃな」


「……」


「お主の名前は」


「関係ないでしょ」


そう冷たい声で答えた

 

「まあそんなに固くなるな」


「関係ないだろ!……もう掘っといてくれ」


少年はまた歩きはじめた、その時


「前を向きなさい皇奏汰。あなたはこの先、大きな変化が訪れるでしょう」


「今、誰か俺の名前を」


「昨日のあれは、いったい……」


「奏汰、昨日いきなり居なくなったから心配したぞ。」


「急に具合が悪くなっちゃって。」


「てかあんたその顔まあ無理もないよ。」


「……うん。」


 違う。本当はそんな理由じゃない。  怖くて逃げ出しただけなんだ。  俺の心が弱いから、そんな自分が嫌だから――。


「ねえ奏汰、ちょっと付き合ってほしいんだけど。」


「え?」


放課後奏汰は約束どうり泉と合流し街中を歩いていた


「なんでいきなり買い物を」


「進学のお祝いパーティーの準備?」


「なぜ聞き返す?あとまだ合格通知来てねえだろ」


「まあまあいつもクラスの端っこでボ〜ッと一人で勉強している君なら合格間違いなしでしょ〜」


「一言余計だ」


「あ、いてえ」


「……100円ショップじゃねえか」


「そうだけど何か?」


「お前まさか」


「どした〜」


「買ったもの全部俺に持たせる気じゃねえだろうな」


「え?そうだけど?何か?」


「お前は鬼か」


そんなこんなで鬼に利用された俺は築けばもう夕方になっていた


「今日はありがとね〜家ついたらまた連絡するから〜」


「は〜つかれた…」


しかし奏汰にはまだ孤独の恐怖が呪いのように残っていた


「……」


その瞬間過去の記憶がよみがえった


「奏汰、お前は1人じゃないお前は必ず幸せになれる」


家に着くと奏汰はソファーに座り築けば寝ていた。


目が覚めるとその時間は1時だった


「俺、いつの間に寝て」  


その後、奏汰は全く眠れず、家から少し離れた公園へ向かった。  雪が静かに降り、川の流れる音だけが夜の街に響く。


「何が……何が……何が一人じゃないだ! 何が幸せになれるだ! あぁぁっ!」


 下を向きながら泣き叫ぶ。  その時――


「ニャーニャー……。」


 どこかで聞いたような鳴き声がした。  顔を上げると、街灯の下に、あの時の二匹の捨て猫がいた。


「お前ら……あの時の泥棒猫じゃねえか。おい、ちょっと待て! 逃げるな!」


「クッソこいつら、俺が追いつくまで何度も待ちやがって」


 再び追いかけると、二匹の猫たちが止まった先は――  古びた神社だった。

読んでくださってありがとうございます!

第一話は主人公・奏汰の過去と孤独を描きました。

次回は“神社での出会い”から物語が一気に動き出します。

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