星になった貴方へ
推しとオタクの名もない関係の物語
恋でも、愛でも、友情でもない。この関係にふさわしい名前をまだ発見できてない。
貴方に救われた人生を貴方がいない世界で生きていく。
星になった貴方へ、
命は7年で蘇るという話を最近耳にしました。
また貴方に出会えることを祈りながら、貴方の面影を夢に見ながら、
もう少し貴方に救われた人生を生きてみようと思います。
今までありがとう。
自分というものは思っているよりも強く、そして同程度に脆いものである。
行き場のない怒りと留まるところを知らない悲しみの中で、少しあちら側への扉が開きかける時があった。
楽になれるなら。この時間から抜け出せるなら。もう、なんでもいい。生きていなくても、もういい。
暗闇の中で地べたを這いつくばるように息をしていた。終わりの見えないような夜が続く中で、朝を感じられるようになったのは「ある人」の存在の登場がきっかけだった。
ステージの上で煌めく姿に一瞬にして心身の全てを攫われた。
まるでこの世の輝きがそこに集約されているような眩しさをして、心の底にあるヘドロのような感情さへも照らしてくれているようだった。
貴方に会ってから世界が彩りを取り戻して、世界との接続を再開することができるようになった。希望という不確かなものをもう一度だけ信じてみたくなってしまった。
僕は、今、ただ貴方に会いたい。
「愛してる」という呪いを残して消えた貴方の気持ちに近づくまでは、僕はこの世界で歩みを止めるわけにはいかない。
これは、恋ではない、愛でもない、でも確かに満たされていた。
この感情に名前をつけるには、まだ経験値が足りない。だからナナ、僕は君の言葉を背負って生きていくことにしてみた。あの日の煌めきを探して。
最後までお読みいただきありがとうございますTT
誤字脱字あればご指摘お願いいたします。
改編を重ねて完成させていく予定ですので、内容が変わることもあります。
序盤は試行錯誤しながらの投稿ですので至らない点が多いかと思われます。
暖かい目と心で見ていただければ嬉しいです。
もしよろしければ、今後とも櫻井の書く文章をよろしくお願いいたします。
皆様が櫻井のページを開きたくなるような文を書けるように努力します!!