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オーバーハート  作者: シキアスロラ
3/5

第一歩

特にないのでどうぞ!

「契約もしたし、私のステータスを見せるね」

そう言うと、徐に先程のカードをたり出して翳した。


名前:アイシャ 性別:女性 年齢:1017歳

種族:精霊

称号:イロス、優の守護者、上位精霊

HP:450

MP:10000

STR:0

DEF:10

AGI:2000

スキル:共有

魔法:強化、認識阻害、空間

共有:契約者と見たものを共有する

強化:人、物を強化する魔法。対象の身体や大きさが大きければ大きいほど魔法消費が激しくなる。

認識阻害:地震と契約者の認識を阻害する能力。時間が長いほど魔力消費が多くなる。

     魔力操作が精密になるほど無くせる。


「えーと、まず、STRが0なのはなんで?」

「ステータスに関しては精霊は魔力の多さが他の種族より飛び抜けて高い代わりにその他のステータスが軒並み低くなるの」

「へー、そうなんだ。あと認識阻害はどのぐらいまで精密なの?」

「うーんとね、嗅覚が高いウィンドウルフは無理だけど、普通のウルフは無理だけど、普通のウルフだったら周り歩いていても大丈夫よ」

「それはいいことを聞いたな。俺からの質問はもうないな。イロスは何かあるか?」

「じゃあ、ここってどこなんですか?見たところ洞窟なのはわかるんですけど」

「あー、ここは原初の大地のダンジョンの第一層よ」

「その原初のダンジョンというのは何でしょうか?」

「原初のダンジョンというのはそのほとんどが火山の中とは深海の奥底とか、そんな人間が入れないようなとこにある

の。ここはその原初のダンジョンの一つ、地中のダンジョンなの。で、ここの上、要は地上はサミエール王国の辺境都市マールの魔の森スルトってとこ」

「サミエール王国というのは聞いたこと何ですね。どんな王国なんですか?」

「サミエール王国はヴァール大陸の中にある王国で、この大陸の中では一番栄えてる王国だね。

特に魔法具作りが盛んで、日用品から戦闘で使うような武器いわゆる魔剣といろいろなものが売ってあるの」

「そうなんですね。わかりました。ありがとうございます」

「いいの、いいの。これが私の使命と言っても過言じゃないから」

「で、アイビーの説明からするとここ地下なんだよな。じゃあ、なんでここまで土が来ないんだ?」

「人間たちが見つけてるダンジョンはわからないけど、原初のダンジョンには特殊な結界が張られてて、

 一定のステータスを持つ者か一定の魔力を持つ物しか入れないの」

「じゃあ、私の場合はAGIが異常に高いからここに入れたわけ?」

「うん、そうだね。もし、イロスのAGIが普通だったらこのダンジョンに追い出されて岩盤と岩盤の間に挟まったまま圧死してたわね」

「それは危なかったですね」

「私が言うのも何だけど、他人事ね。自分が死ぬところだったのよ?怖がるとかないわけ?」

「もうそんな感情はないですね。ただ死ぬところだったのよ。怖がるとかないわけ」

「これほどとは思わなかったわ。あの方が心配するのも無理ないわね。その他にない?ないならこれからのことを考えようか」

「これからのこと?」

「うん。このダンジョンを抜けるかどうか。私の意見としてもあの方の意見もできるならここを抜け出して外の世界を旅して欲しい。このまま人類を憎んで死ぬなんてことはして欲しくない。せめてここを抜け出して欲しい。旅をするかどうかは出てから決めてもいいから」

「・・・・・・・うん。まずは目下の問題。ここを抜け出す方法を考えようか」

「そうしてくれて嬉しいわ。まず、ここを抜け出す方法は二つぐらいかしらね。でも一つの方法は現実的じゃないから、一つしかないわね」

「ちなみにその現実的ではない方法っていうのは?」

「掘る」

「?ほ、掘る?」

「ええだから言ったでしょ。無理って」

「確かに無理だね」

「で、話を戻してもう一つの方法はこのダンジョンを踏破することだね」

「やっぱそれか。でもここって何階層まであるの?それによっては現実的ではないと思うんだけど」

「このダンジョンは50階層まであるわ。で、このダンジョンにいる魔物は土属性野間のd毛しかいないわ。ここ1階層から5階層まではサンドスライムがいるわ。で、6階層から10階層はサンドウルフ、11階層から最下層、50階層は順番にワーム、モグラ、ガイアウルフ、ガイアワーム、ダイヤウルフ、鉱山スライム、ゴーレム、デストロイゴーレム、ガードゴーレム、アルティメットゴーレム、ノーライフキングがいるわね」

「ちょっ、ちょっと待って後半わからない名前が出てきたんだけど」

「あー、そっかイロスって元は街に住む一般人だったからね。ステータスとかすごいから完全に忘れてたわ。それでどれがわからないの?」

「名前から何となくわかるけど、一応ダイヤウルフからわからないな」

「じゃあ、ダイヤウルフから説明するね。ダイヤウルフとは簡単に言えばノロマで硬いウルフね。次に鉱山スライムは取り込んだ鉱石を出せるスライムね。こちらから危害を加えない限りは敵対しない子達よ。次にゴーレムは動きが遅くて物凄い硬いだけの木偶の坊ね。練習台にもってこいだわ。デストロイゴーレムは動きが遅いけど、攻撃に極振りしたゴーレムね。ちゃんと動きを見ていれば攻撃は当たらないから、あなたたちなら大丈夫よ。で、ガードゴーレムは防御に極振りしたゴーレムね。ゴーレムより練習台にはちょうどいいわよ。それでアルティメットゴーレムはさっき言ったデストロイとガードの両方を兼ね備えたゴーレムね。ちなみにゴーレムには核があってそれを破壊するか引っこ抜けば止まるわよ。最後にノーライフキングは大地属性を使う魔法使いなんだけど、土属性の上位属性の大地属性を使う魔法使いなんだけど、大地属性で作ったデスサイズを使うから気をつけて」

「さて!他に質問はある?ないならダンジョン攻略するわよ」

「今のところはないな」

「わかったわ。じゃあ、認識阻害の結界は解くわね」

「してたのか。通りでモンスターが来ないわけだ。じゃあ、行くか、イロス、アイシャ」

「ええ」「はい」

そうして俺たちはダンジョン攻略を進めるため洞窟の奥地へ向かった。

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