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オーバーハート  作者: シキアスロラ
1/5

第一話 孤独死

こんばんは。この作品が処女作のシキアスロラです。

意味がわからない、誤字をしている等ありましたら、直接言ってくれると嬉しいです。


       『嘘ばっかりで気持ち悪い。近づかないで!』


あー、またこれか。最悪の目覚めだ。今日は嫌なことが起きそうだ。

そう思って俺はベットから降りる。

今日から修学旅行だっけ?早く何か食べて着替えて行かないと。

そう思って俺は1階に降りる。昨日はあの毒親達、夜勤だからまだ寝てるな。

時計を見てみると5時15分だった。

電車の時間は5時56分だったな。

朝ご飯を終え、制服を着て、昨日準備をしたスーツケースを持ち、

今一度時計を確認する。5時半だ。そろそろ行こう。

「行ってきます」

そう言って家を出る。

電車でゲームをしていると後ろから聞き覚えある声がしてくる。

「よっ、優元気か?」

「あー、元気だよ、智」

そう言って彼をみると身長180cm以上はあるだろうか。やっぱでかいな。

「それ何やってるんだ?」

「三つ目神、ノベルゲーで最近邂逅っていうのが出たらしいんだが課金制だったからこっちをやってる」

「そうなのか、俺もやってみようかな」

「おいおい大丈夫なのか、バスケ部部長」

「皮肉言うなよ。そのぐらいの時間ぐらいは残ってるっての」

そうくだらない会話をしていると、電車のアナウンスで目的地に着いたようだ。

そうして電車を降り目的のバスの方へ行く。

「確かここからクラスでバス移動だったか?」

「そうそう確かあそこ・・・」

「あっ、優くん、あはよう」

「あっ、舞おはよう」

振り返るとそこには俺の彼女西條舞がいた。

「おうおう、熱々だねぇ」

「よしてくれよ、智」

「皆さん、おはようございます」

その声のした方向を見たら麻木嶺二がいた。

「おう!おはよう!嶺二!」

「相変わらずうるさいですね、古城さん」

「おう!これが俺の長所だからな!」

「皆さん、そろそろ集合時間ですよ」

声のする方向を見ると最近生徒会長になったばかりの東坂光がいた。

「わかったよ、東坂、じゃあ皆行こう!」

「おう!今行く」「わかったよ」「わかりました」

そう言って集合場所に行く。

その途中、集合場所を見るとそこには滝城がいた。

彼女と目があった。

「・・・」

「・・・」

そして何も言わずにその場を去った。

そうして、先生の話を聞いてバスに乗る。

俺は舞と乗る。舞が窓際で、俺が通路側だ。

「舞はこの修学旅行楽しみ?」

「はい。優くんは?」

「俺?俺はそうでもないかな」

「なんでですか?」

「今日夢で不吉な夢を見たからさ」

「それは大変ですね」

「そうなんだよ」

そうくだらない話をしていると、突然バスが揺れた。

「すごい揺れだったね。舞、大丈夫?」

「はい、大丈夫です」

「よかった」

次の瞬間、雷が鳴った。

「近いね」

して、その後休憩場で休憩していた。

俺は何もすることがなかったから舞と智と嶺二と東坂と一緒にバスに残ってた。

皆で修学旅行の計画を話ししていると物凄い轟音と共に、バスは雷に包まれた。

「あれ?なんか煙でてない?」

「それに焦げ臭くないか?」

「このバス燃えてないか?早く外に出よう!」

「ダメです。ドアが閉まったままです」

こんなことなら、寒いからとしめてもらうべきではなかったと後悔する。

「それなら、鉄製の何かないか?それで窓ガラスを割る!」

「あるよ!傘!ほら、優くん!」

「ありがとう、舞!」

そう言って傘を窓に投げつけ、窓ガラスを割りに掛かる。

「さあ、出て!」

「優くんは?」

「俺は他の人を助けに行く!」

そう言って智、嶺二、東坂を出して最後に最終確認をするため後ろまで行くと・・・

そこには滝城がいた。

「滝城!そんなところで何をしている!早く逃げるぞ!・・・!?おい!滝城、その足どうした?」

「怪我しただけ!ほっといて!」

「ほっとくわけない!早く!背中に乗れ!」

「本当嘘ばっかり!気持ち悪い!近づかないで!」

そう言われた時、一瞬、彼女の方をギリっと、見た。

そして彼女は一瞬、ビクッとし、そのまま強引に彼女を引いた。そして彼女と共にバスを出た。

バスを出てバテてる中、後ろから物音が聞こえたと思って見たら、そこには炎を纏ったバスがあった。

もう目と鼻の先にバスがある。滝城だけでも!そう思い、最後の力を振り絞って滝城を思いっきり押した。

そして業火の中、俺は死んだ。

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