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ループ線
たとえば
栄えている東口ではなく
さびれた西口から出たとしたら
昨日と何か変わるのかな
もちろん
何もなくてぐるっと回って
いつもの場所に戻るのだけど
歩いた意味はきっとあるのかな
無数の星達が輝いているのは
ただ輝いているだけで
無数の毎日と同じように
ただ消えていくのかな
電車から見る空は
行きと帰りで色が違うけど
その違いにたまに
胸が苦しくなるのかな
ループ線は山を越えるためにあったり。螺旋を描いて少しずつ登ったり。変わらない毎日に思えても確かに昨日と今日は違う。でも変わらないと思い込んでいると時がただ過ぎていくだけに感じて悲しいし切ないしつらい。そんな時はいつもと違う道で帰ってみたり。




