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二話 領主を助けた御礼

ガエリオ様と話し後オレは馬車から降りて護衛の人達と一緒に歩きてノイスに向かっていた。


しばらく歩いていると大きな城壁が見えてきた。

「あれが城壁都市ノイスか」

「アレス殿は来るのが初めてだったな」

「そうなんだよ」

なんせ家から出るの自体初めてだからな

「ここは魔の森が近いというものもあって冒険者の活動が活発だからアレス殿にはちょうど良いだろうな」

「ああ、オレもそれを知ってきたんだ」



そう会話した後城門を通り町の中に入った。


「広いなー」

町に入ると大通りを沢山の人が行き来していた。

「ノイスはとても発展しているからな」

護衛の一人がそう言って来た

「そうなのか?」

「ああ、この国で王都に次ぐ規模だと言われている」


話していると大きな屋敷が見えてきた。


俺はその中の応接室に通された。


「あらためて感謝をアレス君は私の恩人だ」

「偶然とはいえ助けることができて良かったですよ」

「その御礼としてこれを受け取ってくれないか?」

ガエリオ様は中身がぎっしり詰まった皮袋と腕輪を出てきた。

「これは金貨百枚とアイテムボックスだ」

「金貨は分かりますがアイテムボックスなんて貴重なものをオレにくれるんですか?」

アイテムボックスは亜空間にものをしまうことができる魔道具だがとても高いはずだ。


「私は命を救われたのだこれくらいは当然だし、アレス君は冒険者になるのだろうアイテムボックスは役に立つと思うぞ」


(まぁ、ここまで感謝されてるんだったら断るのは逆に失礼だな)

「有難く受け取らせていただきます」

俺はその二つを受け取った。

「アレス君の冒険者としての活躍期待してるよ」

ガエリオ様はそう言って笑った。




俺は屋敷を出たら日が傾き始めていた。


「ギルドに行くのは明日にして宿を探すか」


俺は大通りに戻り宿を探し"泉の妖精亭”に入った。


「こんにちは一泊銅貨四枚、ご飯付きで銀貨一枚だよ」

「とりあえず七泊朝食付きで頼む」

「わかったよ、銀貨七枚だよ」

オレは金を払い部屋に行った。


「寝るには少し早いな鍛錬でもするか」

アレスはそう言いベッドの上で座禅を組んだ。


アレスが使うバハムート流は闘気を使って戦うが決してアレスが魔力を使えない訳ではない。今日戦った相手に闘気と魔力両方使うほどの敵がいなかっただけの話である。


(心臓にある魔力機関を意識して全身に巡らせる)

魔力には属性がありそれを使い分けて魔法を使うのである。

アレスの持つ属性は風と雷であるがアレス自身バハムート流に慣れていることもありあまり使用しない。


魔力機関は魔力を鍛えることに成長するためアレスは無属性の魔力を全身に巡らせて魔力を消費する鍛錬をしていた。

二時間ほどたった頃

「ふぅ、この辺にして食堂で夕ご飯を食べるか」

アレスは一度鍛錬を止め夕ご飯を食べることにした。




「ここの宿は当たりだったな」

アレスが満足しているのは泉の妖精亭の夕ご飯が美味しかったからである。

アレスはベッドに戻り今度は闘気と魔力両方を操る鍛錬を小一時間行った後ベッドに入った。

「さてそろそろ寝るか」


アレスは明日のことを考えながら眠りについた。

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