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異世界ものの主人公が奴隷を買うシーンがあると、うんうんそうだよね、と思う1読者の感想

作者:NOMAR

 異世界転移、転生の小説を、自分もさっさと死んで他の世界に行きたいなー、とか思いつつ読んでます。

 で、誰が最初に書き始めたのかは解らないけれど、主人公が奴隷を買うという描写があったりします。
 そういうのを見るとなんか納得するんですよ、これが現実の人の望みなんだろうな、と。

 そんな話を知り合いとすると驚かれることがありました。こっちはなんで? とも思うのだけれど。
 自分の書いた小説では自分の体験をネタにして書いたものもあるけど、そのもとにした自分の体験談が珍しいと感じる人がいるようで。

 30年前くらいでしょうか、自分は親に売られかけたことがあります。
 あぁ、一応言っておくと自分は日本生まれの日本人です。自分の書いた小説が政治的なものがあったからか、パヨクと呼ばれたことがあるので念の為。

 父の経営する会社が経営が傾いたとき、株主の一人が『社長の子供を売ってくれるなら資金を出そう』と、いうことになりまして。
 当時、子供の自分は大人の顔色を伺う大人しく可愛い子だったようです。その株主は養子にするから売ってくれ、とのこと。
 父はこれで会社の経営がなんとかなると乗り気になり、養子縁組の話が進む中、聞かされた母が烈火の如く怒りました。
 で、包丁を振り回す夫婦喧嘩のあげく、自分が売られる話は無くなりました。
 もしも自分が買われていたらどうなっていたのだろうか? その株主の目的は解りませんが、ペットのように飼われるのか、性奴のように使われていたのか。

 30年前には日本でこんな感じに子供を売り買いするのは、現実にあったということです。
 株を売買している方は日本で株式市場が活発になれば、その裾野で子供の売買も活発になる、ということを知ってると思いますが。

 日本で人身売買を取り締まる法律ができたのは2005年。それまで人身売買を取り締まる法律が無く、先進国の中では人身売買対策が遅れているとして非難されています。
 2012年には、世の中のあらゆるランキングを紹介する米国サイト『TOP10LIST』で『人身売買に関与している国ランキング』第10位に日本はランクインしています。

 ただ、日本に人身売買は無いと信じる人が多いので、自分が被害者になりかけたことも無かったことにされるようで。

 人身売買の目的としては『労働搾取、性的搾取、臓器売買』の3つが主なもの。
 このうち性的搾取については、日本では売春が人身売買にならない、という考え方が外国との温度差の原因になるのではないでしょうか。

 自分自身は人身売買そのものを良しとか悪しとか言う気にはなれません。
 自分の父に関して言えば、会社を守り働く人達の給料と生活を守るためには、社長が家族を売ることも選択肢のひとつだと思います。

 貧困が進めば活発になる産業があります。
 ギャンブル、売春、ドラッグ、です。
 宝くじの当選額が増え、日本はカジノ法が成立。
 タバコと酒が増税され高くなれば、相対的に大麻、覚醒剤などが安くなり入手のハードルが下がります。

 衣食満ち足りて礼節を知る。しかし、生活に困窮すれば礼節も法律も道徳も倫理も関係ありません。
 子供が行方不明になった後も、その子供がいることにして育児手当てを受給するケースがあります。
 これは不正受給になり、以前よりは取り締まるようになってますがなかなか減らないようです。

 貧困が問題となるこれからは、子供の売買も増えていくことでしょう。
 小学生でも中学生でも生きていくためにはお金を稼がないといけない。
 昔は中学生の女の子がキャバクラで働いている時代もありました。
 しかし、今は法律で未成年の働けるところが少なくなりました。合法に働けるところが少なければ、違法に働いて稼ぐしかない。結果として売春に手を出す未成年が増えることに。
 地域によっては未成年者のドラッグの売買も増えています。
 貧困から違法の仕事に手を出す未成年が増えるのも仕方無いことでしょう。
 給食費の未払いが問題になったりしますが、それはそれだけ困窮しているということ。
 運動靴や体操服が買えない小学生のために、運動靴や体操服を貸し出す学校もあります。
 給食の残りを保健室の冷蔵庫に保管して、朝、登校してお腹を空かせてる子供に保健室で食べさせる学校など、自主的に対策をしているところもあります。

 家族が生きていく為に子供を売るというのは、今も昔も変わらないこと。
 貧しくなければ売らずに済むことでも、現実はなかなかそうはいきません。

 今と昔で変わったのは、昔は人生ゲームで子供が売れたのに、今のルールでは売れなくなったことでしょうか。

 自分は子供のころ売られかけて、売られることは無かったのですがその後貧しい暮らしを経験しました。
 小学生の頃、新聞の夕刊の配達をしてましたが、間に入る人物に幾らかとられていました。1日1時間くらいで終わる仕事ですが、月給は三千円でした。時給にすると百円くらい?
 学校に勤める母が学校給食の残り物をコッソリと持ち帰り、それが夕食のおかずという日もありました。
 ストレスでおかしくなり、自分を怒鳴って叩いて仕事のストレスを発散する母。
 やがて母はカルトにはまり会話が通じなくなっていきました。
 自分が売られていれば家族はマシだったかもしれない。自分が売られていた方が家族は幸せに暮らせていたのかもしれない。
 今もそんなふうに考えてます。

 なんだかまとまらなくなってきましたが。
 結論としては、

 自分は貧しい子供が優しい主人に買われて、美味しいものを食べて幸せになる話が好きです。

 2016年に警察が摘発した人身取引事件の被害者は46人、そのうち日本人が25人。日本人の被害者は、統計がある2001年以降最多になりました。
 ですがこれは摘発された数字で、氷山の1角です。

 


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