安全運転(二百文字自作自演お題小説)
使ったお題は「安全運転」です。
田守優子は私の親友。かなり独特な子だ。
試乗会で魅了された車に乗りたいがために教習所に通い始めたらしい。
運動神経がいい優子だから、たちまち路上教習まで行けたようだ。
「あんた、隣に乗ってよ」
優良運転者の私を助手席に乗せて、お父さんの車でドライブ。
その速度は自転車にも抜かれる程で、後ろの車がイライラしているのがわかる。
「教官を隣に乗せている時は緊張しないのにあんたを乗せたら緊張する」
やっぱり独特な子だ。
ということでした。